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【今日の口コミ&年収】vol.17 【更新日:2012.02.17】

すかいらーく ファミレスに事業集中 市場も社員も厳しい外食の実態

  
  
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すかいらーく ファミレスに事業集中 市場も社員も厳しい外食の実態

 外食大手のすかいらーくは52.57%を保有している小僧寿し本部の株式をすべて売却し、経営資源を主力のファミリーレストラン「ガスト」などに集中させることを決めたと、2月15日付の日本経済新聞が伝えた。赤字が続く小僧寿しを投資ファンドに9億円で売却して切り離し、主力のファミレス事業に集中するという。

 すかいらーくは、直近の2011年12月期の単体決算で、最終損益が26億円の黒字(前の期は78億円の赤字)と4期ぶりに黒字転換した。ただ、その主因は営業外の資産債務関連の特別損失がなくなったためで、売上高は、前年同期1%増、営業利益は同5%減で決して楽観視できる状況ではない。

 すかいらーくに限らず、ファミレス、居酒屋チェーン各社は景気悪化の影響による消費者の節約志向を受けて苦戦を強いられている。売り上げの前年割れが常態化し、低価格店の出店競争も激化している。厳しい市場環境で、かつて外食の”雄”だった、すかいらーくでは、どんな働き方が求められているのか。キャリコネの口コミから探ってみよう。

「一言でいうと『何年働いても何のスキルも身につかない』」

 と言うのは、元店長の20代後半の男性だ。社員の働きがいを高めるには、給与や待遇も重要だが“将来の夢”があることも重要だ。しかし、この店長は

「これはすかいらーくだけでなく外食産業全般に言える事ですが、何年働いても調理のプロになれるわけでもなく、事務系営業系の経験やスキルも身に付きません」

 と、外食で働くことがキャリアアップにはつながらないと話している。さらに

「私は自己啓発でいろいろなスキルや資格を在職しながら身に(付けることが)できたのと、学歴も少しあったので他業種に転職できましたが、一生外食の店長で良いと言う人しかこの仕事はやるべきではないと強く思いました」

 と警告している。

 外食産業は離職率の高さでも知られる。加えて、アルバイトなどのスタッフに支えられている業種だ。正社員が定着せず、非正規社員が多い理由には、こうした背景が強く影響しているようだ。

 給与面も市場同様、厳しい状況にあるようだ。

「本体が経営努力をしないので、給与はとにかく上がらない。本当にひどい」

 と嘆いているのは、21歳の男性の調理スタッフだ。

「すかいらーくから転職して100万以上すでに年収は上がった」

 と言うのは、すかいらーくから転職したという、元店長の20代の男性。この元店長は

「すかいらーくでは給料が28歳くらいから上がらない状態でした。25歳で店長になったので、その時期は他社の同世代と比べても給料は良かったのですが、28歳を転機に周りに抜かされ始めました」

 と話している。さらに、昇給の基になる人事評価制度については

「評価制度がコロコロ変わるうえに、その基準も、要は人件費の削減と本部監査の2点なので、ここをできないと絶対給料は上がりませんでした。人件費を削減することは店の従業員(バイト)をやめさせたり給料を下げることなので、私は積極的にはしたくなかったこともあり、よく上司とぶつかってました。本部の監査もしょせんは人の目で点数をつけられることなのであまり公平性は無かったと思います」

 と実態を語っている。

 多角化から主力のファミリーレストラン事業に経営を集中するというすかいらーく。しかし、社員・アルバイトなどの労働環境を整備しなけば業績改善の道は遠いだろう。それ抜きでは、せっかくの小僧寿しの株式売却も”焼け石に水”で終わりかねない。

(記事:Bizトピックス編集部 → 編集記者募集中

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