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仕事のエコノミクス

「結婚相手の希望年収は500万円以上」――
各種調査で共通する女性の理想像 (更新日:2009/09/28)

  
  
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これまで、この「仕事のエコノミクス」のコーナーでは、省庁など公的機関が調査している各種の経済データを用いながら、昨今の給与をめぐるさまざまな実情やその背景にあるものを読み解こうとしてきた。
前回は、「収入と結婚」の関係を取り上げた。
そこで今回は、ちょっと趣向を変えてみる。
収入と結婚の関係をめぐって、民間のデータについても見ていきたい。
前回示したのは、今日では「収入が低いと結婚できない」ということが統計的に明白となっている事実だ。
そこで、これが企業や在野の研究者による調査結果などには、どのように表れているかを概観していこう。

若手の調査・研究グループ「人生戦略会議」が、新人サラリーマン世代の金銭事情を調査して編集したのが、『28歳からのリアル――マネー編』(WAVE出版刊)だ。
同書も、収入と結婚の関係に、もっとも大きく紙幅をさいている。
そこで示されている「男性が結婚できる合格ライン」も、年収と貯蓄がいずれも500万円以上あることだ。
根拠として挙げられたデータの一つが、結婚情報サービス会社「オーネット」がまとめた「女性が男性に望む平均年収」という調査結果だ。
20代の女性で最多となったのは、「500万円以上」で20%。
次いで「600万円以上」「800万円以上」の順だった。
さらに30代になると、条件はむしろ厳しくなる。
最多は「800万円以上」の26%。
しかし、実際の20代後半~30代前半の男性の平均収入は500万円を下回っているから、女性の「高望み度」が際だっている印象だろう。

未婚女性が結婚相手に望む現実的な理想の希望年収

「それでは非現実的だ」

ということで、では現実的な希望年収はどうなのかを訊いたのが、オリコンの調査だ。
ところが、結果は変わらない。
未婚の女性に対して、「結婚相手に望む現実的な理想の希望年収」を質問したところ、回答のトップはやはり「500万~700万円」で29.5%に達した。
次いで「700万~900万円」が21.6%。全体で84.7%が、500万円以上を条件にしている。
この調査では、より現実的な数字を引き出そうと、さらに畳みかけている。


「では、結婚相手に望む必要最低の希望年収は?」


それでも、結果は動かない。最多はやはり「500万~700万円」。
ただし、割合は増えて、40.3%で、高額の年収を挙げる回答は減った。
「500万円以下」でもよいとする回答が、この場合は3割を超えていた。


「共働きでやっていける最低額。とはいえ、今の自分の年齢で考えているので、将来的にはこの年収では困る」(東京都/20代)


などの声があったという。オリコンは「“ふたりで稼ぐ”を前提とした場合の答えのようだ」と分析している。

「結婚相手に求める年収が700万円以上は高すぎなのでしょうか?」


そんな話題で盛り上がったのが、読売新聞のオンライン版のコーナー「大手小町」だった。
今春、トピックスを投稿した男性は、


「雑誌のアンケート結果で、女性が求める結婚相手の年収の条件として700万円以上を希望している割合の人が多かった」


と紹介した上で、女性はそれほど相手の年収を気にしているのか?と質問した。
これに対しては、「高望みだ」「それが現実」など、200本以上の回答が寄せられた。
「こうしたアンケートに踊らされないこと」という声も根強かった。
未婚率の上昇や晩婚化の進行を背景に、「年収と結婚」をめぐる議論がますます熱くなっている。

(記事:Bizトピックス編集部 → 編集記者募集中

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