-
-
【関連記事】
-
企業ニュース
アクセスランキング-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
働きやすい企業ランキング
-
| キャリコネ 口コミ・評判の情報サイト
裁量労働制で経験したこと「13時出社だと半休を申請させられる」「裁量は1ミリも変わらない」
実労働時間に関係なく、労使間で定めた時間の分を働いたとみなす「裁量労働制」。研究職やソフトウェア開発、マスコミなどで取り入れられている。時間管理も個人に委ねられるのが本来の姿だが、実際には会社が出退勤時間を管理するなど、「名ばかり裁量労働制」もまかり通っている。
企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた、裁量労働制の口コミを見てみよう。
「子どもの迎えで早めに帰る社員も多い」「メリハリつけて働ける」
裁量労働制をうまく利用し、個人の裁量で仕事ができている人の口コミが寄せられた。裁量労働制の場合、業務遂行スケジュールを自分で決めてこなさなければならず、責任は重い。しかしその分、仕事さえきちんとしていれば勤務スタイルを自由に決めることができる。プライベートの時間を充実させ、ゆとりある生活を送ることも可能だ。
「謎の定時時間が決まっており、フレックスでもない。残業の出ないタダ働きシステム」
裁量労働制がうまく機能している企業がある一方で、都合よく使われているケースもある。
本来は個人の裁量で出勤時間を決めることができる裁量労働制だが、始業時間や定時が決まっており、勤務時間を自由に決められないという口コミが見られた。残業代が出ない、減ったという声もある。
決められた時間を拘束されるのに、給与体系だけ裁量労働制を取り入れ、「残業代を出さなくても良い」という状態になっている。本来は裁量労働制でも法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えて働いた場合、企業は割増賃金を支払う必要があるが、「支払わなくて良い」と誤解している企業も存在する。
一歩間違えれば労働者にとって過酷な条件になってしまう「裁量労働制」だからこそ、企業側の理解と努力が求められる。導入する企業は、業務内容がそもそも裁量労働に合っているかを吟味し、個人の管理、責任で業務が回るか考える必要がある。また、ITを利用し個人の動きや勤務状況、成果などを社内で共有できるシステムを作るなど、裁量労働を会社全体で運用していく仕組みづくりも重要だ。うまく機能している企業を参考に、効率的な働き方を模索すべきだろう。