• なんで!?「横領しても出世」する職場 労基が5年で3回入っても「タイムカード改ざん」が横行 NEW

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    労働基準監督署の査察が入れば、普通の会社なら襟を正す。しかし、まったく改善しない職場も中にはあるようだ。

    投稿を寄せたのは関東地方在住の30代男性。勤務先はいわゆるブラック企業だとし、

    「5年の間に3回は労基に入られています」

    と異常な実態を明かす。最初に労基の査察が入り、勤務実態の調査が行われた時には、令和の時代にもかかわらず「タイムカードでの労務管理をしていなかった」という。その後タイムカード管理や36協定の見直しが行われ、安堵したのも束の間、すべては見せかけだった。(文:天音琴葉)

    早出・残業・休日出勤は「自主的な出勤」とみなされる

    男性曰く、是正勧告から1年経つと「状況は悪化」した。タイムカードが電子管理になり、「当たり前のように改ざんをされるようになりました」と明かす。

    「社員が早出・残業・休日出勤をしようものなら、『自主的な出勤』とみなされ、タイムカードを打刻しても修正されてしまう有様です」

    さらに、36協定の締結方法も「違法そのもの」と男性は憤る。

    「勝手に代表者に選ばれた社員が強制的にサインさせられる」

    男性も指摘しているが、本来なら代表者は民主的に選ばれなければいけない。代表者の選出が不適切な場合は協定自体が無効になるはずだが……。

    「何で会社として成り立っているんですか?」後輩も呆れる

    そんな職場だからか、モラルも崩壊している。「業務上の横領に手を染める社員もいます」というが、会社側の対応は信じがたいものだった。

    「単なる注意で終わらせる上、解雇にするどころか、なんと出世させるという暴挙に出ます」

    上層部のお気に入りの社員なのだろう。これでは「まともにやっている社員はやる気をなくしています」というのも無理はない。そのため毎年のように退職者が出ている状況だという。新入社員も入ってこないそうだ。現場は人手不足に陥り「いっぱいいっぱいの状況」だが、上層部は見て見ぬふり。それどころか、

    「さらにこの状況から仕事だけを増やすような指示が飛んでくる有様です」

    と嘆く。後輩社員も「何で会社として成り立っているんですか?」と呆れているそうだ。

    度重なる労基の査察にもかかわらず、「会社の規則では問題ない」という対応の上層部に、男性は「法律すらも理解していない人間が上に立っている問題だらけの会社です」と切り捨てた。

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