30代キャリア採用、9割の企業が「即戦力プレイヤー」を期待 一方で「マネジメント補佐」期待は5割弱にとどまる NEW 2025年11月10日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 学情は11月10日、「30代キャリア採用」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年10月に、企業・団体の人事担当者を対象にネット上で実施し、387件の有効回答を得た。 30代の中途入社者に期待する役割(複数回答可)を尋ねたところ、「即戦力となるプレイヤー」が90.2%と他を大きく引き離し、ほとんどの企業が即戦力を求めている実態がわかった。 「まずはプレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」 次いで「チームのマネジメント補佐」が47.0%だった。企業からは「20代にはない経験やスキルを発揮して組織を牽引してほしい」「まずはプレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」といった、即戦力としての活躍を期待する声が寄せられた。 ただ、同時に「まずはプレイヤーとして、その後は本人の適性等も見ながらマネジメントも見据えて期待」「次の世代の管理職候補として、他社(業界)での経験を活かしてほしい」など、将来の幹部候補としての期待も高いことがうかがえる。 「プレイヤーとしての実行力に加え、マネジメントや若手育成、業務改善への貢献など、多面的な役割を担ってほしい」といった、多角的な貢献を求める声もあった。 書類選考は「経験」、面接では「人柄」 選考段階で重視するポイントにも違いが見られた。30代のキャリア採用において、選考書類で見ているポイント(複数回答可)は、「経験してきた業務内容」が87.1%で最多となり、次いで「経験した職種・業種」が73.4%、「転職回数」が68.0%と続いた。書類選考の段階では、これまでの経験が重視される傾向にあるようだ。 一方、面接で見ているポイント(複数回答可)を尋ねると、「人柄・社風との相性」が78.0%で最も多く、次いで「コミュニケーションスキル」が76.2%、「経験してきた業務内容」が70.8%となった。面接の場では、経験内容もさることながら、人柄や自社のカルチャーにフィットするかどうかがより重視されている実態が明らかになった。
30代キャリア採用、9割の企業が「即戦力プレイヤー」を期待 一方で「マネジメント補佐」期待は5割弱にとどまる NEW
学情は11月10日、「30代キャリア採用」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年10月に、企業・団体の人事担当者を対象にネット上で実施し、387件の有効回答を得た。
30代の中途入社者に期待する役割(複数回答可)を尋ねたところ、「即戦力となるプレイヤー」が90.2%と他を大きく引き離し、ほとんどの企業が即戦力を求めている実態がわかった。
「まずはプレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」
次いで「チームのマネジメント補佐」が47.0%だった。企業からは「20代にはない経験やスキルを発揮して組織を牽引してほしい」「まずはプレイヤーから始めて本領を発揮してほしい」といった、即戦力としての活躍を期待する声が寄せられた。
ただ、同時に「まずはプレイヤーとして、その後は本人の適性等も見ながらマネジメントも見据えて期待」「次の世代の管理職候補として、他社(業界)での経験を活かしてほしい」など、将来の幹部候補としての期待も高いことがうかがえる。
「プレイヤーとしての実行力に加え、マネジメントや若手育成、業務改善への貢献など、多面的な役割を担ってほしい」といった、多角的な貢献を求める声もあった。
書類選考は「経験」、面接では「人柄」
選考段階で重視するポイントにも違いが見られた。30代のキャリア採用において、選考書類で見ているポイント(複数回答可)は、「経験してきた業務内容」が87.1%で最多となり、次いで「経験した職種・業種」が73.4%、「転職回数」が68.0%と続いた。書類選考の段階では、これまでの経験が重視される傾向にあるようだ。
一方、面接で見ているポイント(複数回答可)を尋ねると、「人柄・社風との相性」が78.0%で最も多く、次いで「コミュニケーションスキル」が76.2%、「経験してきた業務内容」が70.8%となった。面接の場では、経験内容もさることながら、人柄や自社のカルチャーにフィットするかどうかがより重視されている実態が明らかになった。