何があった? 「おい店員!俺を助けろ!」いかつい男性客が涙目で来店 追ってきたのはまさかの“紙パック酒の高齢女性” NEW 2025年11月11日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 接客の仕事では、時に思いがけない事態に遭遇することがあるようだ。商業施設で働く40代男性(神奈川県)は、勤務中に起こったハプニングを振り返った。 閉店時間が近づいたころだった。ある一人の男性客が入店した。「180センチ以上の高身長で体もがっしり大きくヤンチャな感じの青年」だったというその客は、入店するなり投稿者へと歩み寄り、こう言ってきた。(文:湊真智人) 「おい店員!俺を助けろ!」 グループ同士の抗争?「涙目」の男性客を追ってきたのは…… 突然の要求に驚いた投稿者だったが、目を泣き腫らした客が「落ち着きなくオロオロ」しながら「入口の方をしきりに気にする」様子を見て、ただ事ではないと直感した。 「グループ同士の抗争か、それともヤバい関係の人とトラブルで逃げてきたのかと判断。保安に連絡入れて、店内のお客様をどこに避難……と考えていた」 追手の襲来に備えようとした投稿者。だが入口からやって来たのは、まさかの高齢女性だった。 「紙パックのお酒をストローで吸いながらお婆ちゃんが(男性客に)近づいてきて、『おいお前!なに人見て笑ってんだ、文句あるんなら来いよコラ!』と青年にお怒りの様子」 男性客は道端で酔っ払った高齢女性とトラブルになり、逃げてきたのだろうか。どこか拍子抜けだが、男性客は依然おびえた様子だった。 「青年は『ヒッッ』と体を小さくして私の背中に隠れて、『おい店員、俺を守れ!』(と言った)」 投稿者が付近のレジ待ち客を奥に誘導する際も、「客なんてどうでもいいだろ、俺から離れるな店員!」と「絶叫」していたという。 高齢女性が去って態度一変「泣いてねぇーし」 一方、激昂した様子の高齢女性は案外聞き分けがよく、他の店員が、店内は飲酒禁止だとして退店を促すと指示に従っていた。投稿者が男性客に「もう居ないんで、泣かなくても大丈夫ですよ」と伝えると…… 「態度が一変し、『あーっ!泣いてねぇーし』と胸を張りだす」 今さら外面を取り繕うとは…と投稿者が呆れていると、どこからか別の女性がこちらへ近づき、男性客に「大丈夫だった?」と声を掛けてきた。おそらく二人は知り合いなのだろうが、そこでも男性客は 「ああ、俺が一喝してやったらどっか行っちゃったよ」 と嘘を重ねていた。そして何事もなかったかのように二人で店を後にしたということだ。 一連のドタバタ劇に巻き込まれた投稿者は思わず「吉本新喜劇かよ」と漏らし、周囲を沸かせたというが、内心には苛立ちが残っていた。 「散々泣き叫び命令口調で文句を言ってお礼も謝罪もなく帰っていく。もう二度と入ってくるなと思いました」
何があった? 「おい店員!俺を助けろ!」いかつい男性客が涙目で来店 追ってきたのはまさかの“紙パック酒の高齢女性” NEW
接客の仕事では、時に思いがけない事態に遭遇することがあるようだ。商業施設で働く40代男性(神奈川県)は、勤務中に起こったハプニングを振り返った。
閉店時間が近づいたころだった。ある一人の男性客が入店した。「180センチ以上の高身長で体もがっしり大きくヤンチャな感じの青年」だったというその客は、入店するなり投稿者へと歩み寄り、こう言ってきた。(文:湊真智人)
「おい店員!俺を助けろ!」
グループ同士の抗争?「涙目」の男性客を追ってきたのは……
突然の要求に驚いた投稿者だったが、目を泣き腫らした客が「落ち着きなくオロオロ」しながら「入口の方をしきりに気にする」様子を見て、ただ事ではないと直感した。
「グループ同士の抗争か、それともヤバい関係の人とトラブルで逃げてきたのかと判断。保安に連絡入れて、店内のお客様をどこに避難……と考えていた」
追手の襲来に備えようとした投稿者。だが入口からやって来たのは、まさかの高齢女性だった。
「紙パックのお酒をストローで吸いながらお婆ちゃんが(男性客に)近づいてきて、『おいお前!なに人見て笑ってんだ、文句あるんなら来いよコラ!』と青年にお怒りの様子」
男性客は道端で酔っ払った高齢女性とトラブルになり、逃げてきたのだろうか。どこか拍子抜けだが、男性客は依然おびえた様子だった。
「青年は『ヒッッ』と体を小さくして私の背中に隠れて、『おい店員、俺を守れ!』(と言った)」
投稿者が付近のレジ待ち客を奥に誘導する際も、「客なんてどうでもいいだろ、俺から離れるな店員!」と「絶叫」していたという。
高齢女性が去って態度一変「泣いてねぇーし」
一方、激昂した様子の高齢女性は案外聞き分けがよく、他の店員が、店内は飲酒禁止だとして退店を促すと指示に従っていた。投稿者が男性客に「もう居ないんで、泣かなくても大丈夫ですよ」と伝えると……
「態度が一変し、『あーっ!泣いてねぇーし』と胸を張りだす」
今さら外面を取り繕うとは…と投稿者が呆れていると、どこからか別の女性がこちらへ近づき、男性客に「大丈夫だった?」と声を掛けてきた。おそらく二人は知り合いなのだろうが、そこでも男性客は
「ああ、俺が一喝してやったらどっか行っちゃったよ」
と嘘を重ねていた。そして何事もなかったかのように二人で店を後にしたということだ。
一連のドタバタ劇に巻き込まれた投稿者は思わず「吉本新喜劇かよ」と漏らし、周囲を沸かせたというが、内心には苛立ちが残っていた。
「散々泣き叫び命令口調で文句を言ってお礼も謝罪もなく帰っていく。もう二度と入ってくるなと思いました」