具体的な業務内容
【岩手】小岩井農場の獣医師
■職務内容:牛を中心とした大動物の健康管理、診療、採卵、受精卵移植、繁殖検診、採卵鶏の ワクチンプログラム、ワクチネーション指導、鶏群・鶏舎の防疫衛生体制の維持、AI防止対策構築まで、広範囲な業務を担当します。
■特徴:小岩井農場として広大な土地と最新設備が整った施設を保有しており、現在3000haの農場の中に、1000頭を超す搾乳牛および450万羽(年間取扱羽数)の鶏(雛)を有しています。これは、動物達にストレスを与えず、良質な小岩井ブランドとなりうる商品を作るためでもあります。敷地・飼養範囲が広いだけではなく、様々な臨床事例に出会えるこの環境は最新の技術に触れ、自らの技術・知識を深める上でメリットになります。日々の診療に加えて、AI・採卵・ETまで行える繁殖業務および鶏群の防疫衛生維持・ワクチンプログラムも担当するため出会える症例も相当数になります。
■飼育に対してのこだわり:
・環境づくり…毎日向き合い健康管理をする多くの牛たちは、生産性、質のよさを追求したフリーストール型の牛舎で健康管理されています。この新牛舎は牛の行動欲求を反映させたストレスフリーな環境にしてあり、開放的で壁がなく、糞尿からのアンモニアガスを発散させるなど、飼育環境の清浄化に非常に適しています。清潔で作業のしやすいこの牛舎は、一頭一頭の様子をしっかり診察しなくてはならない獣医にとっても、非常にゆとりのある環境です。安心安全な生乳生産のため、搾乳牛となる仔牛の哺育段階から健康管理を徹底、予防的な抗生物質の投与を行わないなど、薬害に配慮した衛生管理をして健康な乳牛を育てています。
・鶏群管理…同社は恵まれた環境を活かした、健康で良質な雛を生産、販売する、種鶏事業も行っています。主要施設(育雛、孵卵、成鶏)は、防疫上の配慮から分散配置をしています。鶏にストレスを与えない鶏舎で生産した種卵は、人の手に触れずに選別所まで搬送されます。 選別所内部では、オゾン殺菌装置を通過し、衛生的に選別、処理されて孵卵舎に運ばれ、健康なヒヨコが誕生します。
・防疫衛生管理…同社種鶏事業の顧客は一般消費者ではなく、北海道、東北、北関東を中心とした養鶏家の方々です。その養鶏家の方々に届ける雛が良質であることは、獣医師の防疫衛生管理指導が行き届いているからに他なりません。
チーム/組織構成