具体的な業務内容
橋梁をはじめとする鋼構造物建設のための構造計算、解析、設計図案作製などが仕事です。工期は案件によりそれぞれで、短いものですと1カ月程度、長いものでは2~3年になります。現在は、首都高速道路の仕事が中心で、老朽化にともなう整備、耐震補強設計が多くなっています。ほとんどが官公庁による公共工事ですので、設計の内容も公共構造物の新規設計、維持管理業務となります。
首都高速道路のように建設からすでに60年もの月日が経ち、当初の予想よりも交通量や積荷の重量も重くなっている現状において、橋梁の整備は急務です。2012年12月に中央自動車道・笹子トンネルで起きた天井板落下事故も記憶に新しいところですが、私たちの仕事は老朽化したインフラを整備し、長寿命化させることで、未然に事故を防ぎ人の命を守ることにつながります。派手さはありませんが、そんな社会的にも重要な役割を担うやりがいのある仕事です。