具体的な業務内容
【千葉】リチウムイオン電池材料の評価/評価技術開発※同社のEV向け次世代事業/TOYOTAと協業
〜EVのキーデバイスとなる全固体リチウムイオン電池/特許保有数は業界トップレベル〜
■担当業務
電池性能評価に関する技術開発
・硫化物系固体電解質を用いた全固体型ラミネート電池の作製
・作成したセルの評価
・素材の評価
・信頼性を持たせる評価技術の確立
<次世代のエネルギー開発への挑戦>
リチウムイオン電池向けの電解質として現在は液体(有機溶媒)が使用されていますが、この電解液を固体電解質にするという挑戦をしています。今後ますますのニーズが見込まれているリチウムイオン電池はEVのみならず産業機械などの汎用性も高い一方で、安全性やエネルギー密度などに課題があります。全固体リチウムイオン電池の実現はこの課題を克服できる可能性があり、弊社が手掛けた技術が社会で広く使われる社会に貢献していくことを目指しています。
<TOYOTAと協業を開始>
まずは、共同でオンサイトチームを立ち上げ、両社の持っている強みをワンチームで活かしながら開発を進めます。量産技術やサプライチェーン構築の共同化、2027-28年にバッテリーEVで実用化、その後の量産を目指します。
■リチウム電池材料部のミッション
【出光興産の次世代事業創出】
リチウム電池材料部は、EVのキーデバイスとなる次世代電池(全固体リチウムイオン電池)の主要素材に用いられる固体電解質の開発を進め、市場投入を目指しています。
【目指すは全固体リチウムイオン電池素材の開発・事業化】
石油精製で蓄積してきた硫化水素のハンドリング技術や石油化学製品への応用技術が当社の強みです。全固体リチウムイオン電池の実用化・量産が急がれており、特にEV関連のマーケットは拡大予測されており、安全性・耐久性・航続距離の向上に応えられる電池材料の研究開発を実施しています。
【固体電解質:素材としての強み、製造技術の強み】
私たちは1990年代から硫化リチウムの研究開発に取り組んできました。その後EV向けにターゲットを絞って、研究開発を進めてきました。硫化物系固体電解質の特許保有数は、業界トップレベルです。そして他社に真似できない、柔らかい固体電解質の開発に成功しています。原料ハンドリング技術や、製造技術にも強みを持っていることから、世界初の市販車搭載のEV用全固体電池向け固体電解質の実用化を期待されています。
変更の範囲:会社の定める業務
チーム/組織構成
その他プロジェクト事例
利用するツール・ソフト等