具体的な業務内容
【千葉/袖ヶ浦市】固体電解質のプロセス開発※EV用全固体リチウム電池材料/TOYOTAとタッグ
■担当業務
当社の次世代事業に位置付けられる、リチウム電池材料に関わる下記業務をお任せします。
【業務詳細】
・固体電解質の量産プロセス開発(ラボ実験、ベンチスケール実験を通じた量産装置設計に向けた要素技術・生産技術開発)
・固体電解質のマテリアルハンドリング技術の確立(無機材・微粒子特有のプロセス技術の確立)
・材料開発における、ラボスケールから小型スケールアップ技術の確立
<リチウム電池材料部のミッション>
◇目指すは全固体リチウムイオン電池素材の開発・事業化
これまでの事業展開から得た技術ノウハウとして、石油精製で蓄積してきた硫化水素のハンドリング技術や石油化学製品への応用技術が当社の強みです。全固体リチウムイオン電池の実用化・量産が急がれており、特にEV関連のマーケットは拡大予測されており、安全性・耐久性・航続距離の向上に応えられる電池材料の研究開発を実施しています。
◇開発拠点は千葉県袖ケ浦市にあるリチウム電池材料部開発センター。コーポレート研究所である次世代技術研究所と同じ敷地にあり、次世代技術研究所の各研究室や生産技術センター等と連携、コラボレーションしながら、材料の開発、製造技術の開発、プロセス開発に取り組んでいます。2021年11月には、千葉事業所内に固体電解質の商業生産に向けた実証設備を設置して稼働を開始し、早期事業化を目指しております。
<次世代のエネルギー開発への挑戦>
リチウムイオン電池向けの電解質として現在は液体(有機溶媒)が使用されていますが、この電解液を固体電解質にするという挑戦をしています。今後ますますのニーズが見込まれているリチウムイオン電池はEVのみならず産業機械などの汎用性も高い一方で、安全性やエネルギー密度などに課題があります。全固体リチウムイオン電池の実現はこの課題を克服できる可能性があり、弊社が手掛けた技術が社会で広く使われる社会に貢献していくことを目指しています。
<TOYOTAと協業を開始>
まずは、共同でオンサイトチームを立ち上げ、両社の持っている強みをワンチームで活かしながら開発を進めます。量産技術やサプライチェーン構築の共同化、2027-28年にバッテリーEVで実用化、その後の量産を目指します。
変更の範囲:会社の定める業務
チーム/組織構成
その他プロジェクト事例
利用するツール・ソフト等