具体的な業務内容
当社は住宅を供給する事業の中でも、建売り住宅を主に手がけている会社です。つまり「土地を売ってそこに建物を建てる」のではなく、土地を先行取得して、当社で建築プランを決めたうえで住宅を建築して、土地・建物をセットでお客さまに買っていただくのが主とする業態です。
営業推進部の大まかな業務の流れは、土地の取得~建築企画~工事~竣工~販売~引き渡し、というものです。土地の取得に関しては、不動産業者さん等から情報を集め、その中から私たちにとって好条件な土地……例えば道路付けが良い土地、良い間取りが組めそうな土地、環境のいい土地など、より質の高い住宅が供給可能となるような土地を選定し、それに適応した値段で販売するというのが業務の概要です。
不動産営業の職種の中でも用地取得をともなう、いわゆるディベロッパーとしての営業活動の経験者、さらにはその建築企画や、それらに必要な知識のある人というのはそれほど多くないと思います。不動産営業に関する何らかの経験があれば、入社後に実務に取り組みながら経験を積んでいってもらえれば良いと思っています。
土地の取得から住宅建築~竣工、お客様への引き渡しまで一貫して携われるのがこの仕事の特徴であり、面白いところだと思います。
用地の取得に自らかかわって、「この土地でどんな家が建てられるか」「こんな家を建てたらお客様が喜んでくださるのではないか」ということを考えて建築プランを企画していく仕事です。竣工後にそれをお客さまに見ていただき、さらには気に入って購入していただけるのは本当に大きなやりがいですね。
手がけた現場は心に残るんです。例えば車を運転して、過去に自分が手がけたエリアを、たまたま車で通りがかることがあるんです。どんなに時間が経っても、その建物を見れば自分が携わった現場だと思い出しますし、時にはそこで暮らしている方の笑顔を目にするようなこともあります。そんな時には本当に嬉しく、「この仕事はやめられないな」と感じられると思います。
不動産はひとつとして同じものがなくて、場所によって違う考え方を持たなくてはいけません。そこが面白さでもあるのですが、最初のうちは、どういう基準でその土地を取得するのか、その取得費用は高いのか安いのか、とわからないことだらけだと思います。はじめのうちは、やりがいよりも学ぶことの方が多いかもしれません。でも経験を積むうちに仕事の流れを理解できると思います。