具体的な業務内容
各テレビ局のマスター室にて、運行データ通りに放送が進行しているかの監視を行う仕事です。災害など何らかのトラブルがあり、ニュース速報を入れるといった突発的な番組変更の必要が出てきた場合には、テレビ局内の番組制作部署へ連絡をとって、変更の指示出しや調整を行います。正常運行に向けて陣頭指揮を執っていくのもこの仕事の大切な役割です。マスター室は、視聴者に向けて番組を電波にのせていく放送の最終セクションになります。すべてのデータを制御できる非常に重要なポジションなんです。「マスター送出」業務は24時間体制で行う必要があるため、シフト制での勤務となります。電子や電気について学んだことのある未経験の方に、ぜひ応募してもらいたいと思っています。
この仕事は一般的にあまり知られていない裏方の業務になりますが、テレビをつければ当たり前のように番組を見ることができるのも、マスター送出を担う放送送出技術者が常に監視しているからこそです。マスター室は「放送局の心臓部」と呼ばれているくらいなんですよ。「日本のTV放送を支える」とても大切な役割を担っていることに、責任と使命感をもって取り組んでもらえると思います。