具体的な業務内容
【大阪】防衛装備品(レールガン用弾丸・電磁パルス弾)の研究開発 | 構造設計・シミュレーション
厳しさを増す安全保障環境の世の流れを受け、高まる国防ニーズに答えるべく、自衛隊で将来使用される防衛装備品(砲弾、ミサイル用弾頭)の研究開発を手掛けています。
担って頂くテーマは、最近着手しました新領域のレールガン用弾丸または、電磁パルス弾の研究開発に携わって頂きます。
■具体的な担当業務
◇当社が担う多くの防衛装備品は、高温・高圧・高速・高衝撃環境下に晒されるため、ほぼすべての製品で機械・構造・強度設計が必要となります。
◇例えばレールガン分野では、空気抵抗を受けながら高速飛翔する飛翔体の速度、空力計算、飛翔距離等の計算、爆発現象解析による金属の高速変形計算、運動エネルギ計算など様々なシミュレーション技術を使用し設計を行います。
◇一方、電磁パルス弾のパルスパワー分野では、爆薬エネルギを用いてkA級からMA級への電流増幅を見積もるための爆発現象解析に加え、回路シミュレータによる電流・電圧計算などを行います。
◇試験・評価技術として、高速度ビデオカメラによる高速現象の撮影、ドップラーレーダー装置による飛翔計測、フラッシュX線装置による高速/爆発現象の可視化、オシロスコープ、データロガー及び各種センサー等を用いた各種電気信号の計測等があり、すべて設計者自らが取得し、設計に反映します。
◇入社後すぐにこれら全てをカバー頂く必要はございません。これまでの技術者としての経験・スキルを踏まえ、最も活躍頂ける領域、職務内容から担当頂きます。
具体的には研究開発チームの中で、防衛装備品の構造設計/高電圧回路の電気回路設計や、各種解析・実験などを担当頂きます。将来的には研究開発テーマの取りまとめや新規開発品のリーダーなど部門の中核を担うリーダーとして成長して頂くことを期待しています。
■仕事のやりがい
◇当社が担う製品は、防衛省施設や火薬メーカーにおいて射撃試験や爆発試験により性能評価を行い、その多くは高速現象の計測と各種シミュレーション技術がキーとなるため、多種の解析技術を取得できます。
◇エンドユーザーである自衛隊の方々が安心して運用でき、我々国民を守るために必要な防衛装備品の研究開発は、誘導制御を担う大手メーカー、高速で撃ち出す装置(火砲)のメーカー、火薬メーカー並びに防衛省等と協業しながら実行しますので、オールジャパン体制で開発します。
変更の範囲:会社の定める業務
チーム/組織構成