具体的な業務内容
【三田】技術職※放射性廃棄物の地層処分を通して社会貢献を実現
総合職(技術職)として、下記いずれかの業務に配属想定しております。
地質環境調査、施設設計・建設、安全評価、技術開発、海外との技術協力等
■組織と事業内容:
(1)原子力発電環境整備機構(NUMO)
「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」に基づき、2000年10月に経済産業大臣の認可を受けて設立された組織で、地域社会と共生する安全な放射性廃棄物の地層処分を実現することを使命としています。略称のNUMO(ニューモ)は英語名Nuclear Waste Management Organization of Japanに由来します。
(2)地層処分を行う放射性廃棄物
日本では、原子力発電所で使い終えた燃料を再処理してウランやプルトニウムを取り出し、これらを加工して再び燃料として利用します。この再処理の過程で残る放射性廃液が「高レベル放射性廃棄物」で、日本ではこれをガラス原料と混ぜ合わせて固めるので「ガラス固化体」といいます。
また再処理工場等の操業においては、様々な低レベル放射性廃棄物も発生します。このうち半減期の長い核種を多く含み、放射能が一定レベル以上のものを「地層処分相当低レベル放射性廃棄物(TRU)」と呼びます。
NUMOが地層処分を行う放射性廃棄物は、この「ガラス固化体」と「地層処分相当低レベル放射性廃棄物」です。
(3)地層処分
放射性廃棄物を長期間にわたり私たちの生活環境から遠ざけることができる方法のうち、実現可能な方法として選ばれたのが地層処分です。地下深くの持つ、自然現象や人間の行為による影響を受けにくいという特徴や、長期間にわたり物を閉じ込める力を活かした処分方法です。日本では廃棄物を300メートルより深い安定した地層(岩盤)に埋設処分しますが、その際、安全性を高めるため、金属製の容器や緩衝材(ベントナイト)など技術的な対策を行います。
チーム/組織構成