具体的な業務内容
【羽田本社】研究・技術開発(ケミカルリサイクル)◆新事業・環境問題解決に向けて世界で注目される新技術
〜荏原製作所グループ会社・安定性◎/廃プラスチック問題解決・世界的にも注目されている「ケミカルリサイクル」の実用化にチャレンジできる/長期就業可能な環境〜
■業務内容:
「ケミカルリサイクル」の実用化に向け、技術研究開発および必要な実証プロセスの設計を担当頂きます。
<具体的な業務内容>
・ケミカルリサイクルに関する実証プラントの試験運転および試験結果の解析
・実証プラントの改造設計・設備改善
※実証プラントとは、実用的なプラント設計に先立ち、必要な設計データ収集のために試験的に組み立てる、ほぼ実用プラントと同様の機能を持った試験室的段階と実用の段階との中間の位置づけとなるプラントのことです。
※変更の範囲:当社の定める業務
■ケミカルリサイクルとは:
近年、日本において廃プラスチックの有効利用率が80%を超えたと話題ですが、これは主にサーマルリカバリー(熱利用)の割合向上によるものです。サーマルリカバリーは、発電に必要な化石資源の使用を抑えることができますが、カーボンフリーの脱炭素社会を構築するためには、化石燃料を燃やすことによって排出される二酸化炭素を減らしていく必要があります。
一方、ケミカルリサイクルは、異種素材や不純物を含む廃プラスチックを化学反応により分子レベルにまで分解し、さまざまな化学物質にして再生することができます。ケミカルリサイクルを推進し廃プラスチックを化学原料として再利用できれば、化石資源使用量の大幅な抑制が実現し3Rの理想的な循環サイクルが形成されるとともに、廃プラスチック処理により排出される二酸化炭素の排出量を大幅に削減することが可能となります。
当社でも「EUPR加圧二段ガス化システム」「ICFGR内部循環流動床ガス化システム」という二つのケミカルリサイクル技術を保有していますが、これらの実用化を行うことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
■業務の魅力:
まだ世界でほとんど商業化されていないケミカルリサイクル技術の社会実装に向けて、技術開発の実証フェーズにおけるパイロットプラントの試験運転業務および関連する解析・設備改造設計業務を担うことで、世界に新たな価値を提供することができます。
チーム/組織構成