具体的な業務内容
医療機種の中には陽子線・BNCT・重粒子治療機種、核医学関連の診断機種および各種研究機関向けの加速器機種の複数機種があるため、複数機種を担当あるいはローテンションしながら、業務遂行に必要な技術習得・レベルアップを図っていただきます。
入社後の業務については、以下の項目・内容となりますが、経験・スキルレベルにより全体あるいはその一部に従事していただきます。
1. 医療機器(粒子線がん治療装置、がん診断装置)及び周辺機器の機械設計・開発業務
・開発仕様あるいは見積仕様などの上位仕様を設計仕様に落とし込んで、項目毎に設計検証を実施し、ものつくりのための図面の形で出図
・設計検証のためにCAEを利用した各種解析(構造、熱、流動など)の実施
・新規大型製番や開発時には物理設計・電気設計・化学設計などの他の設計Gと協業。それぞれの技術者の要求事項の理解と機械仕様へ変換して設計
2.設計段階から製造部門(生産技術・調達・製造)と目標コスト・機器仕様の情報を共有して製作性を加味した生産設計
3.カスタマーサポート部門・製造部門から上がってくる改善要望を具現化し商品力強化のための改良設計
4.営業部門と連携して見積設計業務
・新規案件/既納顧客への更新案件の見積業務にかかわり、見積設計提案(品質・コスト・納期の作り込み)
5.海外顧客・メーカとの関わり
・顧客は国内にとどまらず、海外顧客への納入実績が多くあります。また、北米・欧州・中東・アジア地区の学会・展示化へ参加できる機会や海外調達 先メーカとのやり取りの機会もあります。英語力があればそれに携われる機会も膨らみます。
・キャリアステップイメージ
入社直後:入社後1ヵ月の導入教育を経て、グループ内での社内システムと機械設計実務についてOJTを中心に約2か月で習得していきます。OJTにあたっては、図面を扱えるかを題材に応じて設計の知識・経験を把握したうえで適応する先輩社員を教育担当者として配置します。
業務に必要な専門知識の習得は、OJT以外に各種社内外のセミナーを選択して受講する機会があります(30〜40項目)。※個人別育成教育制度あり。
5年後以降:実際に手を動かせる設計実務から経験を積むことができ、将来的には顧客折衝から基本設計を担うプロジェクトマネジメントあるいは開発責任者などの上流工程に関われることが可能です。
・職場の雰囲気や募集部門のメンバー構成
設計職13名。30代の方を中心として若手・中堅社員が多く活気がある職場です。
キャリア入社の方も5名(30代:4名、50歳:1名)おり、新たな人材が溶け込みやすい環境です。
・出張頻度・出張先
出張頻度:国内は1回/月程度。海外は数年に1回程度。
出張先は、顧客としては国内、欧米の電子部品メーカ。社内打合せで横須賀の技術研究所に出張有り。
・テレワーク頻度
リモート可:リモートワークでの勤務が週2日以下
※状況・希望に応じて相談しながら取得。工場・現地対応時は出社必要。