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キー局内定者の「オレたち、すごくね?」にホリエモン「勝ち組でもなんでもない」
テレビの衰退が指摘されて久しいが、今なお超高給で知られる大手キー局。その内定者の集まりの様子を、元日本テレビで法政大学教授の水島宏明氏がYahoo!個人の記事で紹介し、大きな話題を呼んでいる。
記事のタイトルは「『オレたち、すごくね?』キー局内定者飲み会での傲慢トークの一部始終」というもの。最近の「キー局内定者」は、すでにLINEのグループでつながっており、先日も日本テレビやTBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京といった民放キー局の内定者80人あまりが、渋谷のスポーツバーに集まったという。
「どうしてこの飲み会に週刊誌が来ないのかな~」
水島氏は複数の内定者をソースとして、マスコミ就活戦線の「勝ち組」とされる彼らが述べたとされる、自慢げな発言をまとめている。
水島氏によると、キー局社員の生涯年収は5~6億円、通常の大卒正社員の倍で、30代半ばで1500万円を超えることもある。一方で、テレビ局を支える制作会社の社員の年収はその4分の1にすぎない。
そんな「ピラミッド構造」に支えられるとも知らず、キー局社員は「勝ち組意識」が強いため、ホームレスや母子家庭などの社会的弱者の痛みも分からず、報道の「上から目線」につながっているとする。
キー局に入っただけで「傲慢」「不遜」になる人間がいることに、水島氏は不満のようだ。
と荒々しい言葉で批判している。
ネット編集者が「瞬時に負け組人生となる可能性」指摘
ネットでは、水島氏の主張に同調する形で内定者への批判が数多く寄せられている。ネットでは以前から「マスゴミ」への批判が強いが、それが調子に乗る内定者へと向かった形だ。
ネットメディア編集者の渡辺龍太氏も、「テレビ局内定者の前途は真っ暗なんだが。。。」という記事をブロゴスに投稿している。テレビ業界は今後日本の人口減などにより縮小していくので、数十年のスパンで見ればテレビはネットに飲み込まれる可能性もあるとする。
内定者も「フリーでも食べていける程の専門分野を作らないと危ない」。既存のキー局が倒れたら、社内調整ぐらいのスキルしかない社員は「瞬時に負け組人生となってしまう可能性が十分にある」とする。
ホリエモンこと堀江貴文さんも「まあ記事書いてる人もテレビ局幻想に浸ってる時点で終わってる。そんなの勝ち組の時代でもなんでもないのにね笑」とツイッターに投稿している。
「一時の万能感なんてかわいいもん」と擁護の声も
一方、ドワンゴ取締役の夏野剛氏は、ツイッターに「この記事はひどい」とコメント。喜びに沸く内定者に冷や水をかける筆者を、強く批判している。
他のユーザーからも、「就活終わって一時の万能感なんてかわいいもんだと思う」「飲み会くらい好きなことしゃべらせてあげようよ」という声が出ていた。
なお、キャリコネ編集部が、この飲み会に参加しなかったキー局内定者に取材を申し込んだところ、「内定を取り消されたら困ります」「研修でも、発言に気をつけるよう言われているので」と激しく拒絶されてしまった。
あわせて読みたい:キャリコネで大手キー局の年収チェック!
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