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「ペットが死んだら会社休む」に批判も 「仕事への責任感ない」「ゆとりここに極まれり」
キャリコネが2014年7月15日に公開した記事「『ペットの猫が死んだので会社休みました』なんてアリなの?」には、読者から多くの反応が寄せられた。特にニコニコニュースでは1300以上のコメントがあったが、「ペットくらいで休むな」という批判も少なくなかった。
元記事では、ある女性の後輩が「下痢と嘔吐がひどい」と会社を休んだが、翌日に「実は体調ではなくペットの猫が死んだため」と明かされた。それを聞き、後輩の仕事のフォローをさせられた女性は呆れてしまった、というエピソードを紹介している。
何ごともなく働く方が「狂気的」という反論はあるが
「休むな」という人の中には、そもそもペットが大事な存在ということを理解できない人もいる。「人間様と同等に扱うなど論外だろ」というのだ。そのような人には、ペットの死を理由に仕事を休むことは、とうてい理解できないだろう。
そんな理由で会社に休みを求めれば、「そうなんだ、じゃあ明日から会社こなくていいよ」と言われるのが社会の常識、という人までいた。また、元記事の休んだ後輩は、仕事に対する責任感が欠如していると批判するコメントもある。
休みで「迷惑をかけた人」に対し、それを上回るフォローができれば許される、というコメントもあったが、「迷惑」という表現に違和感を抱く人もいるのではないか。当然、ペットが死んだら、とても仕事どころではないと反論する人もいる。
半生を共にした猫が死んだとき、泣きはらして会社に行って上司に体調不良について説明したところ、「アホか」と一蹴されたと振り返る読者もいた。
「ギリギリの人員で回してる会社がクソ」なのか
単に悲しみのためだけでなく、死んだペットを葬るためにも、休暇は欠かせないと指摘する人もいる。特に夏などは、放置しておくと腐敗してしまう。
また、女性の後輩は最初から有給休暇を取得すればよかった、と指摘するコメントも多い。「有休なら理由なしにとっていい」はずだからだ。そのうえで、当初「体調不良」だとウソをついたことは決して許されないと責める人もいる。
一方で、ウソをついた理由について、後輩の立場から思いをめぐらす人も。最初から「ペットが死んだので」と言えば呆れられるし、単に「有給休暇を取得します」と申請すれば怒鳴られるような職場だったら…。読者からはこんな同情も寄せられている。
ウソをつかなければならないような「ギリギリの人員で回してる会社がクソ」と、経営者や上司を批判するコメントもあった。誰かが休んだ穴は現場の責任で埋める「連帯責任」がある限り、「休みは迷惑」「ペットごときで」と相互けん制しあう状態は解消されないだろう。
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