「成長できる自分」を求めて異業種転職に成功!
プロフィール
S・Yさん(29歳、男性)
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Before(転職前) |
After(転職後) |
雇用形態 |
正社員 |
正社員 |
年収 |
350万円 |
410万円 |
業種 |
出版 |
インターネット関連 |
職種 |
編集者 |
Web制作 |
転職のきっかけ・理由は?
出版不況のあおりを受けて、勤務していた出版社の経営状況が悪化し続けていたことが背景にあります。もともとWebに興味はあったので、新事業として自社でのWebメディアの立ち上げなどを企画したのですが、「予算がない」、「社風に合わない」という理由から上司に却下されてしまいました。仕事そのものは好きだったのですが、「この会社にいても、自分の成長も会社としての成長も望めないな」と判断したことが転職のきっかけです。
内定獲得までの経緯は?
転職を決意してからすぐに複数の転職サイトに登録しました。書籍や記事の企画力や文章執筆スキルに自信があったことと、Webメディアの成長性に期待していたこともあり、「Webメディアの制作や運営に携わることができるか」どうかを転職先選びの基準にしました。
実際の転職活動では、大手のインターネット関連企業だけでなく、現場で運営を行っているWebメディアの制作会社などにも応募しました。これまで編集を手掛けてきた書籍や雑誌記事を職務経歴書として詳しくまとめたところ、3社に1社の割合で面接に進めましたね。転職には約3か月かかりましたが、最終的には2社から内定をいただくことができました。
転職活動で工夫したことは?
できるだけ幅広い企業に目を向けたことです。自分の経験が生かせるか、Webメディアを手掛けることができるか、という条件はありましたが、それに反しない限りは企業規模や細かい業務内容を問わず募集要項を検討しました。例えばスマホアプリのレビューサイトを運営している企業や、大学受験情報を扱うサイトの運営会社など、これまでとは縁のなかった分野にも積極的に応募しました。
視野を広げて比較検討することでいろんな会社の強みや弱み、成長戦略などが浮き彫りになり、自分の中で志望動機を明確にすることができました。もちろん、「こんなビジネスもあるのか」と転職のモチベーションアップにもなりましたね。
転職してどこが変わりましたか?
必ずしも年収アップを目指したわけではないのですが、結果的に年収が上がったことはよかったです。またWebメディアはアイデア次第で大きな成長が見込める世界なので、以前よりも新しい企画やビジネスモデルを考えるようになりました。
それと、Webは変化のスピードが早い業界でもあるので、時間の使い方を考えながら働くようになりました。出版社勤めのときには徹夜や休日出勤も当たり前だったのですが、現在はオンオフをしっかり切り替えて、ワークライフバランスも実現しつつ働くことができています。
転職活動中の人へのアドバイスは?
企業選びの際には、自分で可能性を狭めず、いろいろな企業を検討することがおススメです。思いもよらない業界で自分のスキルが必要とされていたり、名前も知らなかった企業で自分の理想の働き方が目指せたりと、キャリア形成の視野が広がります。
特に若い人ほど、いろんな求人に触れてほしいですね。意外なところで天職が見つかることもありますから。ひとつの転職サイトだけではどうしても応募できる求人に限界があるので、同時に2~3つの求人サイトを使うのがいいと思います。