企業が求める人材像を研究し、転職で年収アップを実現!
プロフィール
R・Uさん(30歳、男性)
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Before(転職前) |
After(転職後) |
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雇用形態 |
正社員 |
正社員 |
年収 |
380万円 |
440万円 |
業種 |
製造(産業機械) |
製造(精密機器・計測機器) |
職種 |
営業 |
営業 |
転職のきっかけ・理由は?
→人生の転機を迎え、年収アップを目指したかった
ひと言でいうと、年収アップを狙うためです。現在付き合いっている彼女がいて、1年以内に結婚を考えています。将来的に子供もほしいし、結婚費用や養育費、その他の生活費などを考えると、どうしても年収アップする必要がありました。
もちろん、転職せずに年収アップを目指す選択肢もありました。しかし、用途が特殊な産業機械のメーカーだったので営業チャネルが限定的であること、また会社としても今後大幅な拡大が見込めないことなどから、1年以内に年収アップすることは難しいと考え、転職を決意しました。
内定獲得までの経緯は?
→家族手当や育児制度の充実度をチェック!
まずは、現在より年収アップが実現できる会社というのが最低条件でした。その上で、これまでの経験を生かしたいと考えていたので、B to Bの機械系メーカーでの営業職に絞ってエントリーしました。電話アポからの新規開拓の実績が豊富なことや顧客フォローをしっかり行ったこと、アフターセールスでも実績があったことなどをアピールしたところ、3社から内定をいただきました。
面接では希望年収だけでなく、近いうちに結婚を考えていること、将来的に育児を行う可能性があることを率直に伝えました。また、家族手当や育児サポート制度があるかどうか、実際に社員に利用されているかどうかを質問し、特に男性社員の育児サポート制度に力を入れているという現在の会社に入社を決めました。
転職活動で工夫したことは?
→自分の実績と希望をしっかり伝える
前職では5年の経験があったので、営業職としては人並みの実績はあるものと自負していました。そのため、自分の実績をしっかり理解されるように分かりやすく伝えることを心がけていましたね。特に職務経歴書では開拓した会社の数や売上高、扱ってきた商材、営業手法などを具体的に記入しました。
それと、面接では自分の希望待遇を率直に伝え、企業側とのミスマッチが起きないように意識しました。結婚を控えているので、転職してから「実は自分の希望に合わなかった」なんてことは避けたかったんです。家族手当や育児サポートについて質問したのもそういった意図からですね。
転職してどこが変わりましたか?
→よりアウトプットを意識した働き方にシフト
前職と違って、現在の会社ではインセンティブ給があります。そのため、以前にも増して成果を重視する働き方を意識するようになりました。例えば、電話の営業トークを録音して反省点をチェックしたり、見込み顧客をリスト化して優先順位の高い顧客から営業アプローチを行ったりなどです。
良い意味でビジネスライクな会社なので、同僚たちも効率的な営業手法を取り入れており、彼らから学ぶ機会も多いです。年収が増えたことに安心せず、さらに営業職としてレベルアップを目指すようにしています。
転職活動中の人へのアドバイスは?
→希望条件があるのなら、企業が求める人材像を知ろう!
面接時に年収アップや待遇改善などの希望条件を述べることもあるかと思います。その際は、やはり企業側に「それでも採用したい!」と思わせるだけの経歴を提示することが大切だと思います。そのためにも企業側がどんな人材を求めているのかを、事前にしっかり把握することが大切ですね。求人票はもちろん、会社のホームページや面接での話などから「どんな経歴を持った人、どんな人柄の人が求められているんだろう?」と想像することが重要だと思いました。
企業側が何を求めているのか、それを知った上で、実際にそれに見合う経歴があれば、転職で希望年収や待遇改善を実現できる可能性もグッと高まるのではないでしょうか。逆を言えば、企業側のニーズをマッチしない経歴やスキルをアピールしても、採用される可能性も低いですし、希望の年収・待遇をかなえることは難しいと思います。