中高年世代が転職に成功する5つのポイント
中高年の転職が珍しくなくなった昨今とはいえも「応募書類が通らない」「面接には行けても次に進めない」という悩みは尽きません。そこで本項では中高年が転職に成功するヒントをいくつかご紹介します。
若手と同じ転職活動では不利!
前項「転職に成功する中高年とは?」でも書きましたが、企業が中高年の転職者に期待するのは、20代・30代の転職者より上位クラスの「即戦力」です。数年スパンの育成が前提となる若手採用と違い、中高年はもう企業が育てる年代ではないのです。当然、中高年が若手向けの求人や未経験OKの求人に応募しても、採用される可能性は低いでしょう。
まず、中高年の転職では「若手と同じ戦略で内定を取るのは難しい」と覚悟しましょう。だからこそ、企業探しから書類応募、面接まで、中高年ならではのメリットを活かした戦略が必要となるのです。
中高年が転職を成功させる5つのポイント
中高年が転職を成功させるポイントは、大きく下記の5つです。
- 求人情報は多角的に集める
- 職務経歴書で採用メリットをアピール
- ビジュアル面にはお金をかけて!
- 面接では「確約」を心がける
- 家族の理解とサポートを得る
以下に詳しく見ていきましょう。
1. 求人情報は多角的に集める
求人サイトの他にも縁故や人材紹介会社など、多角的に求人情報のアンテナを広げましょう。特にこれまで培ってきた人間関係はフルに活用すべき。40代以上ともなれば、あなたをよく知る人のコネや人脈が少なからずあるはず。友人・知人や業界内の勉強会、セミナーで知り合った方など、あなたの人柄や仕事ぶりを知る人々に「実は今、転職先を探している」と伝えてみましょう。知人からの紹介によって、経験・スキルを活かせる仕事に出会えたという例もあるのです。
2. 職務経歴書で採用メリットをアピール
中高年ともなれば色々な経験を積んできたでしょうが、今までの職務経験を羅列しただけのレジュメはNG。応募企業のニーズ、弱点を分析し、そこに自分の職務経験やスキルでどう貢献できるかが伝わる書類づくりを心掛けましょう。例えば管理職への応募であれば、前職でどうマネジメント能力を発揮し、転職先にどんなメリットをもたらせるのかまでをアピールするのです。「そんなことは面接で言えばいい」と思うかもしれませんが、企業側に「会ってみたい」と思わせる応募書類でなければ面接にも進めません。
3. ビジュアル面にはお金をかけて!
中高年の転職者に多い不採用理由のひとつが、実は「見た目の覇気のなさ」といわれています。白髪まじりの頭と時代遅れのスーツ、疲れ切った表情では、元気いっぱいの若手に見劣りするのは当たり前。白髪を染めたりいいスーツを新調したり、履歴書に貼る写真をプロに撮影を依頼したりするくらいは必要経費です。ベテランならではの風格を感じさせるビジュアルで人事に好印象を与えましょう。
4. 面接では「確約」を心がける
即戦力を求められる中高年が、年齢にふさわしい経験をアピールできない場合、不採用を覚悟したほうがよいでしょう。面接で人事から「~は可能ですか?」と聞かれたとき、自信のないそぶりは見せられません。面接でアピールする際は「できると思います」ではなく「できます」と自信を持って確約してください。その上で「○○の部署に従事しておりましたので、○○の業務で経験を活かせます」とロジカルな裏付けを加えましょう。
5. 家族の理解とサポートを得る
中高年の転職とは、それまでの安定したキャリアをいったんリセットすること。そのため家族が転職に反対するケースは若手の転職よりも多く見られます。既婚者は内定獲得までの間、家族の理解とサポートを得られるように、しっかり話し合っておきましょう。また年収がダウンするリスクも伝えておくべきです。
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