2020年東京五輪に向けた営業職の転職おススメ業界
2020年に予定されている東京五輪。開催まで残り5年を切り、関連業界では営業職の転職も活発化しています。どのような業界で営業職のニーズが高まってくるのでしょうか。ここでは五輪開催に関連して営業職が求められそうな業界を、5つご紹介しましょう。
1. 観光業界
東京五輪では、多くの外国人観光客が日本へ訪れるでしょう。ホテルや旅館などは、そうした外国人の受け入れに備えて準備を進めています。まさに千載一遇の好機。多くの観光客獲得を目指し、広報や営業活動にも余念がありません。また、旅行会社では外国人向けのツアーなどを数多く打ち出しています。魅力的なツアーを企画するには、宿泊施設や観光地などへの営業が欠かせません。もちろん、海外へ向けたPR・営業活動も求められるでしょう。
観光業界は五輪開催を待たずして、すでに大きく活発な動きを見せているのです。もちろん東京五輪が間近に迫れば、その動きはさらに活発化することが予想されます。
2. 広告代理店
東京五輪の開催日が近づくに連れて、さまざまな関連商品やサービスが各社から打ち出されます。その販促・宣伝のために用いられるのが広告です。広告代理店ではプロモーション企画から媒体提案などを行う営業職が必要とされ、中途採用の間口が広がることが予想されます。特に語学力のある営業職は、海外企業の国内向けプロモーションなどのニーズに合致しています。語学力を活かし、広告営業でキャリアアップを目指したいという方にとっては、東京五輪が大きなチャンスとなりそうです。
3. イベント会社
企業の商品プロモーションはもちろん、東京五輪そのものに関連するイベント開催も、これから増えてくることが見込まれます。場合によっては、直接的に東京五輪へ関われる可能性もあるでしょう。イベントを成功へと導く企画力、あるいは社内外におけるコミュニケーションスキルに長けた方であれば、その能力を存分に発揮できます。ただし営業職とはいえ、実際のイベント開催時には会場内で設営・運営等をサポートするなど動きまわることとなるでしょう。単純に営業提案のみを行う仕事ではありませんので、他業界からの転職では注意が必要です。
4. 建築業界
海外からの移民受け入れを検討するほど、東京五輪に向けた人員不足が懸念されるのが建築業界です。現場担当だけでなく、各社とも東京五輪に関連する大型受注を目指し、営業活動も活発化しています。宿泊施設等の建設のみならず、場合によっては東京五輪で使用するスポーツ施設などを手掛けられる可能性もあるでしょう。
このように、さまざまな関連業界が五輪開催に向けて動き始めています。東京五輪に仕事を通じて何かしら関わりたい、あるいは、この流れに乗って成長を遂げたいという方にとって、転職のチャンスと言えそうです。ただし、東京五輪はあくまで「特需」であり、いつまでも続くものではありません。転職を決める際には、開催以後の展望まで視野に入れる必要があるでしょう。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)