女性の営業職が持つ4つの強み
かつて営業職は「営業マン」と呼ばれ、男性中心の職業でした。しかし現在、さまざまな業界において、女性の営業職が一般化しています。むしろ取り扱う製品・サービス、あるいは営業相手によっては、女性の方が向いているということもあるほど。ここでは女性の営業職が持つ特有の強みについて、具体的に4つご紹介します。
1. 相手との距離を縮めやすい
営業活動で成績を残すためには、まず顧客との信頼関係を構築することが重要。これに対し、相手の性別を問わず、男性と比較して女性は相手との距離を縮めやすいようです。自然な笑顔や整った身なりなど「見た目」に気を配る方が多いことから、相手への第一印象も良いでしょう。
2. 消費者の目線から考えられる
特に個人客を相手とする製品・サービスにおいて、購入意思の決定は女性に委ねられることが多いでしょう。つまり、女性客の目線から物事を考えることが大切であり、やはり同性である女性営業職には、その点でメリットが大きいのです。特に保険や自家用車、一戸建て住宅など大きな買い物ではこうした傾向が顕著です。
また、女性は男性に比べて他社に対する共感性が高く、性別を問わず話し相手の悩み・不安を感じ取ることが得意と言われています。そのため、B to B営業でも顧客意識をもって営業活動をすることができるのです。どういう点を気にして、何を基準に判断しているのか。あるいはどういった製品・サービスが求められ、どういった対応が好まれるのかなど。購入意思の決定を後押しするような提案が行いやすいはずでしょう。
3. メンタルの強さ
女性の中には、家事・育児と両立しながら仕事する方が少なくありません。そうなれば、例えば提示退社が必須など、限られた時間で成果を出す必要があるでしょう。もちろん家庭で悩みが生じたり、ストレスがあったりすることもあります。そうした状況下でも営業活動を遂行する女性には、男性以上に強いメンタルが求められるもの。そうした精神性は、営業活動でもおおいに生かされるはずです。
4. きめ細やかな対応
女性はよく繊細だと言われます。例えばちょっとしたことにも気付いて気配りできたり、書類などの不備に目が止まったり。営業提案の内容もしっかり熟考し、「いかに相手の課題を解決できるか」と考え抜かれた内容となるでしょう。こうした対応が意識せず自然と行えることは顧客満足にも繋がり、女性の持つ大きな強みと言えます。
このように、女性には営業職として発揮できる強みがいくつもあります。これを自覚し磨き上げれば、大きな成果へと繋がっていくことでしょう。中にはやはり男性の仕事というイメージを持っていたり、営業という仕事そのものに苦手意識を持っていたりする方がいるでしょう。しかし実際に営業職というフィールドに身を置いくと、思いもよらぬ適正を感じられるかもしれません。転職先を検討する際、1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)