改めて考えたい“営業職の5つのやりがい
営業職から別職種への転職を希望する方の中には、営業という仕事にネガティブな印象を抱いている方が少なくないはず。例えば「成長が実感できない」「自分には営業が向いていない」など。しかし営業職には、営業職だからこそ得られる“やりがい”がたくさんあります。別職種への転職を決める前に、改めて営業職のやりがいを確認してみましょう。
1. 苦労の末に成約に至った際の達成感
営業職は正解がない仕事です。一筋縄ではいかず、成約に至るにはさまざまな苦労があるでしょう。1つの成約を得るために、新規営業を何十件もおこなうかもしれません。あるいは途中でクレームが起こり、その火消しに頭を悩ませることもあるでしょう。しかし、だからこそそうした苦労を経て成約に至った瞬間は、他では得られない大きな達成感があるはずです。
2. お客さんからの「ありがとう」
営業の役目は、ただ自社の製品・サービスを売り込むことではありません。その本質は、製品・サービスによって、相手の悩みや課題を解決することにあります。そのため、あなたが営業活動を行った結果、その悩みや課題が実際に解決されると、お客さんから「ありがとう」といった感謝の言葉が届くことは多いでしょう。そしてその言葉に、自分が誰かの役に立ったのだという実感、喜びが感じられます。
3. 売上として成果が見える
売上の数字として成果が見えるのは、営業職の特徴といえるでしょう。部署あるいは会社全体に対して、自分がどれだけ貢献できているのか。あるいは過去の自分と比べて、どれだけ成長できているのかなど。よい製品・サービスを評価するのは難しいですが、売上や利益、受注率などの数字は、誰もが公正に評価できます。
こうした情報が明確に分かると、「これだけ成果が出た」「次はもっと頑張ろう」という気持ちに繋がるものです。もちろんその数字は、あなたへの評価に直結してくるでしょう。
4.仕事を通じて多くの人と出会える
営業職は打合せや提案、あるいはアフターフォロー等を通じて、社外のさまざまな人とコミュニケーションを取ります。お客さんや社内の各部署はもちろん、関係会社・協力会社、シーンによっては競合他社など、広く人との出会いのある仕事です。そこには、見聞きした情報から成長を得られる可能性、将来へ繋がる人脈など、得られるものが多くあります。人脈を広げることができれば、将来、転職する際や異動する際にも大きなメリットになります。
どんな仕事にも、それぞれやりがいがあるものです。しかしここでご紹介した内容は、いずれも営業職だからこそ得られるものといえるでしょう。つまり逆に言えば、別職種に転職した場合、得ることのできないやりがいとなります。もし1つでも大きなやりがいを感じているものがあった方は、今一度、本当に別職種へ転職すべきなのか考え直してみると良いかもしれません。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)