ITエンジニアとして自信をなくしたときに見直す4つのこと
新しいプロジェクトや未知の技術利用、後輩の配属など、ITエンジニアの仕事では今までと異なる環境でストレスを感じたり、自信を失ったりすることもあるでしょう。しかし自信を喪失したままでは、仕事に身が入るはずもありません。
またこうした状態は転職をしても志望動機が弱く、失敗してしまう可能性が高まります。そのため、まずは自信を取り戻すための工夫に取り組みましょう。少しでも自信を失っていると感じたら、以下の4つのポイントを確認してみてください。
- 自信の根拠はなんだったか
- 他の技術者と比較し悲観していないか
- 新しいことに挑戦しているか
- 仕事以外で気落ちしたことはないか
1. 自信の根拠はなんだったか
自分の強みが何なのか、それが崩れた原因がどこにあったのかを把握します。自信をなくした原因を知ることは、解決への糸口に繋がるはずです。自信を喪失するタイミングの多くは、技術的な知識やノウハウなどが足りないと感じた時でしょう。しかしそれでも、過去に積み上げてきた経験そのものが失われたわけではありません。これまでの経験を応用することで原因を解決し、自信回復へ繋げていきましょう。
2. 他の技術者と比較し悲観していないか
新しいプロジェクトに参加したときや新メンバーが加入したときなど、他の技術者と自分を比較して、自分のスキル・経験の少なさを悲観することはやめましょう。技術や経験などは、誰もが異なります。自分に足りないものは、補う方法を考えれば良いのです。もちろん相手を目標とできるような場合は問題ないので、「この人のような技術を身につける!」と自分をふるい立たせるようにしましょう。
3. 新しいことに挑戦しているか
常に技術が進歩しているIT業界では、仕事環境が変わり続けることは必然です。また、たとえ使用言語が同じでも、プロジェクトによってその利用方法は変わります。新しいことや変化を求めないのであれば、残念ながらITエンジニアとしてのスキル・経験が増えることもないでしょう。
もし自分が新しいことにチャレンジできていないのであれば、ジョギングでも読書でもいいので、毎日の生活で何か新しい習慣を取り入れてみてください。未知のことにチャレンジする姿勢が、ITエンジニアとして学び続ける姿勢を保ち、ひいては自信回復につながります。
4. 仕事以外で気落ちしたことはないか
仕事の悩みに加え、プライベートなどの悩みが重なると、大きく気落ちしてしまうことがあります。大きな問題ではなくても、相乗効果によって不安は倍増するでしょう。心の中には仕事とプライベートの垣根がありません。ときには仕事以外の要素にも目を向けることで、自信喪失の原因が見つかることもあります。「何か調子が悪い」、「いつもと同じパフォーマンスを発揮できない」と感じたら、私生活での不安・不満にも目を向けてみてください。
自信は自分で培うものですが、目に見えるものではありません。心理的な部分も大きいため、自分の強みや不安を書き出すことで、冷静に判断できる場合もあります。ネガティブな思考におちいることなく、冷静にひとつずつ不安の原因を解決していくことが自信回復には重要です。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)