女性が「転職したい!」…の前に考えること
安易な転職はキャリアに悪影響!
昔と比べて終身雇用制度はゆるやかになっており、キャリアに応じて会社を変えることも当たり前になっています。しかし安易に仕事を辞めて転職すると、キャリアに空白期間を作ったり、何度も仕事を変える“ジョブホッパー”になったりする可能性もあります。
特に女性の場合、結婚や出産、育児などが影響して職務経歴がただでさえ”飛び石”になりがち。「転職したい!」と考える前に、自分の状況が下記の項目に当てはまらないか、今一度よく考えてみましょう。
■安易な転職でないかを確かめる4項目
●感情的な理由で転職
「会社で嫌なことがあった」「上司と意見が対立した」…。組織の中では大なり小なり嫌なことは起きるのが当然。その嫌なことに何の対処もせずに転職すると、転職先でも同じ理由で転職する可能性があります。
●「みんなが転職しているから…」で転職
周囲に流されて転職すると、キャリアの目標が定まらず、意欲や志望動機もあやふやなものになってしまいます。そして、企業は志望動機があやふやな人を採用しようとは思いません。転職活動を成功させることも難しくなります。
●誰にも相談せずに転職
転職すると決めてしまうと、つい気持ちが高揚しがち。「本当に今の会社で理想のキャリアが実現できないのか」「転職先で働き方が改善するのか」など、第三者からの客観的な意見が必要になることも少なくありません。
●「他社のほうが待遇がいいから」で転職
「隣の芝生は青い」のことわざ通り、他社の年収・待遇は、自分の年収・待遇より良く見えるものです。しかし求人票からはわからない苦労もありますし、必ずしもその会社に採用されるとは限りません。冷静な判断が必要です。
今の仕事の不満点を明確にしよう!
上記の4項目に当てはまらず、それでも転職の意欲がある方は、今の仕事の不満点を明確にしてみましょう。そのためには下記の手順をおススメします。
【1】実際にノートやパソコンなどで転職したいと思う不満点をリストアップしてみてください。このとき、不満の数や内容を気にする必要はありません。
【2】リストアップできたら、それぞれの不満点について…
(A)その不満解決のために、自分なりに努力していない
(B)どこの会社にもあるような問題である
…をチェックし、当てはまる場合はリストから外していきます。
【2】を終えた時点で不満点が残っており、なおかつそれが仕事を辞めるのに十分な理由だと納得できるのであれば、実際に転職活動をスタートさせてもしっかりと目的意識を持って進めることができるでしょう。
逆に、不満を解決しようとしなかった人(例えば上司に相談しなかったなど)や、どの会社にもある問題に不平をこぼす人は、転職活動をしても面接官から「それはこうすればよかったのでは?」「うちの会社でも同じことが起きるかもしれませんよ」とツッコミが入る可能性が大です。まずは現在の会社で問題解決を図り、本当に転職する必要があるのかを見極めましょう。
まとめ
●安易な転職はキャリアに不利を招くことも!
●転職することでしか不満を解決できない場合には、転職してもOK!
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