働く女性のための婚活心得
会社で活躍するキャリアウーマンでも、どうしても結婚のタイミングは気になるもの。実績のある女性は、どうしても仕事の方を優先してしまいがちですが、恋愛は仕事のように時間をかけた分だけうまくいくというものではありません。また、仕事で忙しくてそもそも出会いがないという方も少なくないと思われます。働く女性が知っておきたい、婚活の心得を考えてみましょう。
働く女性の婚活準備
これまで仕事にばかり集中してきた女性にとっては、いきなり「婚活」といってもぴんと来ないでしょう。そんな方のために、まずは婚活のための準備が必要です。
第一に、恋や婚活などが入る余地を設けるということです。どんなに言葉で、「結婚したい」と言っていても、恋を始める時間的・心理的余裕がなければ難しいです。仕事に手を抜くというわけではなく、週に1回は定時に帰る、土日のどちらかは休む、というようにプライベートを充実させる時間を確保していきましょう。
また、自分はどんな結婚がしたいのかというビジョンを明確化することも大切です。例えば、「一生仕事を続けていきたい」と思っているのに、それとは真逆のニーズの男性に出会っても結婚には結びつかない(結婚したとしても辛い思いをする)可能性が高いです。そのためには、漠然と「結婚したい」と思っているだけでなく、自分はどんな恋をしたいのか、どういった結婚生活をしたいのかを明確化していきましょう。
具体的な結婚ビジョンのつくり方
しかし結婚への希望を明確化しようと言っても、「今の生活で手一杯だし…」「将来、自分がどんな生活をしたいのかわからない」という人はいるでしょう。もちろん、目の前の忙しさに追われていることで満たされているのであれば、それに邁進していてもよいでしょう。しかし、少なくとも出産にはリミットがあるので、女性はその点は認識しておかなければいけません。自分が女性としてどういう人生を歩んでいきたいかを具体化する方法を紹介します。
結婚の明確化ポイント
何歳までに結婚したいか
結婚しても仕事をしたいか
結婚後はどんな暮らしがしたいか など
出産の明確化ポイント
何歳までに子どもがほしいか、
何人子どもがほしいか、
第一子と第二子は何歳離れて産みたいか など
老後の明確化ポイント
何歳まで働き、何歳でリタイアするのか
どんな人と老後を迎えたいか
老後は子どもや孫に囲まれたいか など
結婚、出産、老後の中で自分が一番想像しやすいものから、順に書き出していきましょう。老後のイメージまで明確化することに疑問を持つ人もいるでしょうが、会社員の場合、どんなに仕事に邁進してもいつかは定年を迎えます。今真剣に仕事に打ち込んでいる女性だからこそ、その仕事から離れた時にどんな暮らしをしたいのかをイメージしてみることが重要なのです。
具体的な婚活手段
将来のイメージが決まったら、実際に行動に移すことが大切です。婚活を始める前に認識しておいてほしいのが、「婚活は恥ずかしいことではない」ということです。一昔前までは、結婚するために頑張っていると「行き遅れている」と見られました。しかし、女性も男性並みに働き、稼いでいる時代。仕事に集中していて結婚が遅れることは決して珍しいことではないのです。そのため、婚活していることを恥ずかしがることはありません。家族や友人に協力を得られることもあるので、公表してもよいでしょう。
<婚活手段>
- ・活動範囲を広げる(習い事やボランティア活動を始める、など)
- ・人に紹介を頼む
- ・合コン・街コン、お見合いパーティなどのイベントに参加する
- ・婚活アプリを活用する
- ・結婚相談所などに登録する
仕事ばかりに追われて、新たな出会いが得られる可能性が低い人は、まず活動範囲を広げてみましょう。習い事を始めたり、飲み会や合コンに参加したりするということには、出会う人数を増やすという目的があります。
また、どうしても周囲には婚活していることは知られたくないという方は、結婚相談所や婚活用のネットサービス、スマホアプリの活用も有効です。ただし、どういう人が登録しているのかなどの安全管理は自分で行っていかなければなりません。全く知らない人と出会えるメリットの一方で、リスクもあるということを肝に銘じておきましょう。出会う人数を増やした上で、自身が明確化した結婚のビジョンに合致する人と交流を深めてみてはいかがでしょうか?(ライター:香山とも)