女性のUターン転職、メリット&デメリット
故郷から遠く離れて都心部で働く女性は多くいるでしょう。「都会で働きたい」という思いが強いのであれば、いまの場所で働き続けることに疑問を持たずにいられるかもしれません。一方で、「いつかは故郷に帰りたいな」「親の近くで生活したい」「都会に疲れた…」などの思いを抱いている人にとっては、Uターン転職は魅力的なものに映ることもあるはず。女性にとってのUターン転職のメリットやデメリットを考えてみましょう。
女性のUターン転職のメリット
- 両親のそばで生活することができる
- 親に子育てを支援してもらえる
- 生活費をおさえられる
- ゆったりとした日々を過ごすことができる
- 故郷、地元へ貢献できる
1. 両親のそばで生活することができる
当然のことながら、自分が年齢を重ねていけば両親も年を取ります。年々、親の介護や病気への不安が高まっていくでしょう。遠く離れた都会で暮らしていると、親と会うのは正月やお盆のときだけ…という人も少なくないはずです。地元へUターン転職をすることで、親の面倒をみることができ、時間を一緒に過ごすことができるといえるでしょう。
2. 地元で子育てを支援してもらえる
故郷から離れて都会で子育てすると、周囲に支援者がおらず不安になることもあるでしょう。悩んだときに誰に相談をしたらよいのか、子どもを預けたくても預けられない。そんな苦労をよく耳にします。一方、地元であれば、両親や兄弟姉妹、親せき、友人などが多くいるので、いざというときに子育てのサポートが得られるでしょう。
3. 生活費をおさえられる
実家で暮らせばもちろん、そうでなくても田舎で暮らすことで、都心よりも家賃・光熱費の支出をおさえることができます。また、食費なども比較的安く済ませることができるでしょう。さらに2で述べたように、周囲の子育てサポートを得ることができれば、養育費なども抑えることができます。
4. ゆったりとした日々を過ごすことができる
満員電車で通勤し、毎日夜遅くまで会社で働くというライフスタイルの人も少なくないはず。ふと、そんな生活に疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。一方、ビジネスのスピードの穏やかな地方のほうが、一般的に時間に追われない生活には適しています。都心で急き立てられるように働くことに疲れてしまった人にとっては、地方へUターン転職して、新しいライフスタイルを確立することも魅力的でしょう。
5 地元へ貢献できる
故郷の過疎化が進んでいることを憂いている人も少なくないでしょう。労働力が地域に帰ってくることで、地方のビジネスの振興のきっかけになります。さらに、ボランティアに加わったり、地域を盛り立てる企画に携わったりすることで地元に貢献していくことができます。
女性のUターン転職のデメリット
- 自分のしたい仕事ができない
- そもそも仕事がない
- 出会いが少ない
- 遊ぶ場所、余暇を過ごす場所が少ない
1. 自分のしたい仕事ができない
地元へ帰ると、希望の業種・職種がない可能性があります。「この仕事がしたい!」という強い思いを持ってバリバリと働いてきた人であれば、築いてきたキャリアが途切れてしまうということもありえるでしょう。
2. そもそも仕事がない
地方では企業などが少なく、そもそも就ける仕事がない可能性があります。公務員、看護師や介護士などの資格を生かした職業などでなければ仕事が得られないこともあるでしょう。
3. 出会いが少ない
地域の過疎化が進み若い世代がおらず、適齢期の男性と出会う機会が少ないケースがあるでしょう。未婚でいつかは結婚を臨んでいる場合には、出会いのなさは大きな問題だといえそうです。また、周囲がかける結婚へのプレッシャーなども都会よりも強い傾向があるといえるでしょう。
4. 遊ぶ場所、余暇を過ごす場所が少ない
地方には、都会にあるようなアミューズメント施設や余暇を過ごす場所は相対的に少ないでしょう。繁華街にあるような刺激を求めると、田舎では充実した日々が過ごせないということも考えられます。ただし、自然が好きだったりインドアの趣味だったりする場合には問題ないともいえます。
Uターン転職にもさまざまなメリット・デメリットがあります。あなたにとってUターン転職がどんな意味を持つのか、よく考えて決めるとよさそうです。(ライター:香山とも)