既婚女性が独身女性との職場トラブルを避けるコツ
結婚しているか・結婚していないかで、女性の働き方・生活スタイルは大きく変わります。「結婚してから、独身の友人と話題が合わない…」、「結婚した友人の話題についていけず、イライラすることがある」という人もいるでしょう。
こうしたすれ違いは、友人関係だけでなく、職場でも起こり得ます。特に、“既婚女性の言動に対して、独身女性がイライラしてしまう”というケースで、余計なトラブルに発展することがあるようです。既婚女性が独身女性との職場トラブルを回避するにはどんなことに留意したらよいのでしょうか。トラブル防止のコツを紹介します。
- 結婚・家庭の良さをアピールする言動はNG!
- 仕事を軽んじる発言・態度はやめよう
- 独身者をうらやましがるのはNG!
- 子どもの話題は避けよう
- 旦那・パートナーの話は愚痴であっても避けよう
- 「今後どうするの?」などと詰め寄らない
1. 結婚・家庭の良さをアピールする言動はNG!
既婚女性にとって、結婚生活の存在は当たり前となっているかもしれません。しかし、独身女性の中には、結婚したくない人・結婚したくてもできない人などがいます。常にそのことを忘れないようにすることがトラブルを防ぐポイントでしょう。そのため、「結婚っていいわよ」「あなたも早く結婚しなさいよ」などという言動はNG。独身女性が日頃から自ら「結婚したい!」などと言っていたとしても、既婚女性からの「結婚いいよアピール」は、屈辱感を与えてしまう可能性もあるのでNGです。
2. 仕事を軽んじる発言・態度はやめよう
職場では、仕事にきちんと向き合っているという姿勢を保つことが重要です。自分にとっては何気ない発言であったとしても、既婚・独身という「違い」がある上で仕事を軽んじる発言をすると、信頼を崩壊させる危険があります。例えば、「仕事なんて子育てに比べたら楽だよ!」、「本当は家庭のことだけやっていたいんだけれど、金銭的に仕方ないから仕事しているの」などです。仲が良かったとしても、あくまで職場には職場の人間関係があります。周囲の気持ちに配慮していくことが大切です。
3. 独身者をうらやましがるのはNG!
「独身って自由でいいよね」「夜遅くまで飲めるなんてうらやましい」などと言っている既婚女性はいないでしょうか。たとえ、本心からうらやましがっていたとしても、独身の側からすると「嫌味を言われている」と捉えることもあるかもしれません。立場の違いをことさら意識させるような発言は避けた方がよいでしょう。
4. 子どもの話題は避けよう
職場で子どもの話ばかりをするのはもちろんNGですが、例えばSNSでずっと子どもの写真をアップするなどについても反感を招く可能性があります。家庭のことは、聞かれたら話すくらいがちょうど良いもの。独身女性に向けてアピールするのは、余計なトラブルのもとにもなりかねません。
5. 旦那・パートナーの話は愚痴であっても避けよう
大人になれば、のろけ話をする人はさすがに減ります。しかし、のろけでなく「旦那が掃除をしなくて」、「夫が子どもの面倒を見ないんだよね」といった愚痴であったとしても、毎日のように聞かせられると、受け手にとっては不快に感じることがあります。パートナーの話題は、子どもの話と同様、尋ねられたら話すくらいのスタンスでいるとよいでしょう。
6. 「今後どうするの?」などと詰め寄らない
「結婚しないで老後どうするの?」、「この仕事ずっと続けていくつもりなの?」、「夢ばっかり追っていると結婚遠ざかるよ」などの発言は、独身女性にとってはプレッシャーになります。独身女性から、「おせっかいなことばかり言って!」と思われるかもしれません。下手をすると同性からのセクハラと受け取られることもあるので、よほどの仲でない限り、込み入った人生プランの話題などは避ける方がよいでしょう。
職場を居心地の良い環境にするためには、少しの配慮は必要なもの。もちろん既婚女性がすべてを我慢すべきというわけではなく、それぞれの置かれた環境や立場を配慮した付き合い方が必要だという意味です。女性同士の仲は、こじらせると面倒なトラブルに発展しかねません。ちょっとした気遣いで、お互いに気持ちよく働けるようにすることが大切です。(ライター:香山とも)