働く女性の「職場ストレスをためない」5つのコツ
女性が職場で働くと、とかくストレスがついてまわるもの。職場でさまざまなストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。それらのストレスをためこみすぎると、イライラや体調不良の原因になることも。また、ついには退職にもつながりかねません。働く女性にとって、仕事のストレスをためないコツは絶対知っておきたいものです。今回は、働く女性が感じやすい職場ストレスへの対処法を紹介します。
コツ(1) 愚痴り合いには参加しない
女性同士になると、「あの人の態度が嫌い!」、「こんな嫌なことがあった」などと愚痴の言い合いになってしまいがち。しかしそれは、プライベートな時間を犠牲にしてマイナス思考をしているという証拠。気持ちの切り替えがうまくできていないともいえます。もちろん、愚痴を言っても気分はなかなか晴れません。かえって嫌な気持ちが持続してしまうことすらあるでしょう。そうであれば、愚痴りあいには参加せず、自由時間は職場から頭を切り替えるために使うことが有効だといえるでしょう。
コツ(2) 気持ちの切り替えを重視し、プライベートの充実を!
失敗や職場の人間関係のモヤモヤを引きずりがちなのも、女性の傾向として挙げられます。特に真面目な方であれば、いろいろなことを真に受けて反省や振り返りをしてしまいがちです。しかし、職場での嫌なことを考え続けると、ストレスは続くばかり。ストレスから解放されるには、なるべく早く気持ちを切り替えることが重要。終業後に自分が楽しめる予定を入れる、没頭できる習い事をするなどで、気持ちの切り替えを上手になることがストレスをためないコツです。
コツ(3) 他人と比較しない
「彼女は自分より上司に評価されている!」、「あの子は年下なのに、自分より仕事ができる」など、職場では常に誰かと比較してしまってはいませんか。実はこの行為は、自分にストレスをかける原因になります。他人と比較してうらやんでも、自分がその人になれるわけではありません。すぐにやめるべき習慣だといえるでしょう。他人とむやみに比較しないようにするには、「自分がやったこと」に目を向けるといいでしょう。「あの仕事を今日は集中して終わらせられた!」「会議のあの発言で、みんな納得してくれたな」など、自分だからできたことを振り返ることが大切です。
コツ(4) 苦手な相手には割り切って対応
職場の人間関係は友達関係とは異なりますから、必ず苦手な相手もいるものです。真面目な人ほど、こうした苦手な人にも「仲良く対応しなきゃ」などと思ってしまうでしょう。しかし、そうした人と無理に友達付き合いしても、無用なストレスがたまります。苦手な相手との付き合いでは、仕事以上の付き合いはしないと割り切りましょう。ランチの時間を無理に一緒に過ごすこともないですし、仕事中におしゃべりに付き合ってあげる必要もありません。もちろん、業務を円滑にするために笑顔で対応はすべきですが、仕事以外の付き合いはしないと腹をくくることで余計なストレス負荷から解放されます。
コツ(5) 完璧を求めない
細かいところに気がついたり、モレがないように慎重に業務を遂行できたりするのは素晴らしいことです。しかし時として、完璧を求めすぎるあまり自分にプレッシャーをかけすぎてしまうことがあります。そうなると、失敗を許せない苦しい生き方をするようになってしまいます。自分自身を振り返り、こうした傾向があると感じる人は、完璧じゃない自分を責めるのではなく、自分のできたことを褒めてあげるようにしましょう。また、たとえ失敗してしまっても、「次はここを頑張ろう」と思う、前向きなパワーにできるように自分を責めすぎるのはやめましょう。
仕事中に、どうしてもストレスで心が苦しくなってしまったら、深く深呼吸しましょう。自律神経が整い、自分を客観的に見ることもできます。その上で、休暇を取ったり、深刻なようなら専門医へ相談したりといった対応も考えられます。ストレスケアのポイントを把握し、自分が楽しく生き生きと働けるよう、道をならしていくことが重要だといえそうです。(ライター:香山とも)