デキる女性が男性社員からの嫉妬を防ぐ方法
キャリアを積み、管理職に就く女性も増加している一方で、まだまだ男性中心に回っている企業も少なくありません。そうした会社では、デキる女性に対して男性社員から嫉妬ややっかみが向けられることも…。男性社員からの嫉妬を防ぐためには、どんな方法が考えられるのでしょうか。
防止策1:周囲への気配り
嫉妬をする男性社員のなかには、持ち上げられれば気分が良くなる単純な人も少なくありません。そのため、女性が自分の力で良い仕事ができたときも「おかげさまです」と伝えるなどの配慮をしていくとよいでしょう。また、小さな悩み事や簡単な相談ごとなどをするのも吉。恋愛の手法ではありませんが、男性は頼られていると感じると女性に優しくできるものです。仕事の調子がよいときだからこそ、周囲への配慮を忘れずにいると余計な嫉妬を回避することができます。
防止策2:表面上だけでも男性を立てる
男性のなかには、いまだに男尊女卑の考え方を持っている方も少なくありません。「男性が上で女性が下」という考え方には、女性としては辟易しますよね。しかし、そんな人とも表面上はうまくやっていかなければいけないのが組織というもの。「嫌な男性だな」と思う相手にこそ、表面上だけでも相手を立てる姿勢を取れば、余計なトラブルを避け、仕事が回っていくこともあるでしょう。「●●さん、さすがですよね」、「●●さんにはいつも勉強させてもらっています」などの一言で、男性社員からの嫉妬を回避できる可能性があります。
防止策3:すべてを受け流す
「嫉妬しても無駄だ」と思わせるのも嫉妬防止策の有効な手立てです。つまり、何を言われようとも、無視を決め込んでしまうのです。周囲の社員は、男性社員が嫉妬の感情から陰口を叩いていることはわかっているので、だんだんと嫉妬する人の方が孤立していくでしょう。我関せずで「スルー」し、自身は前向きに仕事をしていくことで周囲からも一目置かれるはずです。もちろん、嫉妬が具体的な嫌がらせに変わってきたらそれなりの対処が必要です。上長に相談するなどの対策を講じるべきですが、それまでは「気に留めない」というのも有効な方法なのです。
防止策4:一蹴してレベルの違いを感じさせる
嫉妬は自分よりも少し優れている人にするものです。例えば、同じ役職からスタートしたのにいつの間にか差が出てしまっている場合などに引き起こされる感情が嫉妬なのです。逆に、圧倒的な力の差がある人に対しては、なかなか嫉妬はしないもの。スタイル抜群なモデルや超越した才能を持ったアーティストに一般人が嫉妬心を持たないのと同じことです。これは仕事上の嫉妬心を回避する対策にも応用できます。圧倒的に仕事ができることを見せつけることで、「女だからちやほやされて」という見方を防ぐことができるのです。優秀な資格を取得するなどもよいでしょう。要は見える形で、「できる」ことをアピールし、レベルの差を見せていくことが重要なのです。
防止策5:頼りにして仕事を任せてみる
「自分でもそのくらいできるのに、ひいきされていてズルイ」といった感情が嫉妬に結びつく人もいるようです。もちろん口ばかりの男性社員も多いのですが、中にはパワーのはけ口をこちらでコントロールしてあげれば伸びる者もいます。そこで、任せられる範囲内で思い切って仕事を任せてみましょう。うまくいけば、自分の力を認めてくれたと考えて、あなたの右腕になってくれる可能性もあります。
嫉妬に対して好戦的に反応し、トラブルを大きくしてしまうと、あなた自身も周囲も疲弊してしまいます。もちろん非があるのは嫉妬する側ですが、なるべくスマートに波風を立てないようにするのがベターでしょう。嫉妬でペースを乱したり、気に病んでしまったりしまわぬよう、自分なりの対策を持っていることがおすすめです。(ライター:香山とも)