共働きカップル・夫婦のすれ違い対処法5か条
女性の社会進出が促され、共働きカップル・共働き夫婦が増加しています。今後はさらに男女2人とも働き続けるのが一般化していくでしょう。しかし、男女共に忙しく外で働くようになることで、コミュニケーション不全を起こす可能性もあります。すれ違いにより溝が深まってしまったり、自然消滅してしまったり……。大切なパートナーと距離ができることを防ぐための対策5か条を考えてみましょう
- お互いの予定を共有する
- 感謝の気持ちは言葉に示す
- 一緒にいる時間を決める
- 家事は分担する
- 完ぺきさを求めない
1. お互いの予定を共有する
「2週間後に出張で3日間留守にすることになったよ」、「土曜日は取引先との打ち合わせが入ったから休めなくなった。代休は火曜日だよ」そんなふうに仕事上のスケジュールをなるべく早い段階で相互に共有し合いましょう。口頭では忘れてしまう場合には、2人の予定を書き込める大きめのカレンダーを運用すると便利です。この共有には、お互いの“目線”が合うという効果があります。パートナーの仕事の状況に寄り添うことで、一緒に過ごす時間が増やせるようになります。また「土曜出勤がんばってね」などと、思いやりのあるコミュニケーションも可能になるでしょう。
2. 感謝の気持ちは言葉に示す
長く一緒にいるパートナーに対しては、「言わなくてもわかってくれるだろう」と思いがち。ですが、感謝の気持ちは必ず言葉にするようにしましょう。仕事などで忙しくなってしまうと、どうしても心に余裕がなくなってしまいます。時にはコミュニケーションをうとましく思ってしまうこともあるでしょう。パートナーに日々感謝を伝えることが、八つ当たりや勘違いによるトラブルを防ぐのです。
3. 一緒にいる時間を決める
「夕食は必ず一緒にとる」「日曜日の朝は一緒に1時間散歩する」など、必ず一緒にいる時間を決めましょう。仕事に追われるとどうしてもパートナーとの時間が減ってしまいます。そこで、極力2人の仕事に支障が出ない時間を一緒に過ごすものとして設定してしまうのです。そして、その約束は絶対に守る! 意識的に一緒に過ごす時間をつくることが、お互いのコミュニケーションに役立ちます。
4. 家事は分担する
共働きしているカップル・夫婦へのポイントは、家事を分担すること。あなたが料理をしたら、パートナーが片付けを担当するなど家事の負担を半減するのです。仕事も家事も両方女性が負担するのは、もはや難しい時代。「手伝ってもらう」という意識ではなく、きちんと役割として分担することが重要です。男性は気を利かせて家事をサポートするのが苦手なので、最初からきちんと役割分担を明確化しておきましょう。
5. 完ぺきさを求めない
仕事をバリバリこなす女性ほど、プライベートでも完ぺきさを求めてしまいがちです。家事はすべて終わらせておきたい、2人で決めた予定は必ず実行する……などパーフェクトにこなそうとしてしまうのです。しかし、あまりにも完ぺきを求めすぎると、パートナーとの関係性が崩れるもとになりかねません。「掃除はあなたの役割でしょ」、「日曜は一緒に出かける予定だったのに!」などと感情的になってしまい、関係に亀裂が入る危険性があります。
追い詰めると余計にうまくいかなくなるのが男女関係。上記1~4と矛盾するようですが、「時にはうまくいかないこともある」と肝に銘じて、自分やパートナーの失敗を大らかに受け止める気持ちも大切です。
共働きカップル・夫婦は、コミュニケーションの量が必然的に減りがち。その穴を埋めるには、思いやりの気持ちや2人のルールづくりが不可欠。あなたのパートナーと、関係を永遠に輝かせる努力をしていこうと話し合ってみてはいかがでしょうか。(ライター:香山とも)