働く女性のための朝型生活のススメ
夜遅くまで残業をし、終電ギリギリで帰宅……。そんな風に働くことが「デキる女性」だと考える人は少なくないでしょう。しかし、現代のデキる女性は、朝型生活にシフトしています。肌や髪の荒れを防いだり、自律神経のバランスを保ちながら健康的に働けたりすることから、朝型生活は女性にこそ有効なのです。女性にとっての朝型生活のメリットを考えてみましょう。
- 仕事の効率が上がる
- 肌トラブルが減少する
- イライラや落ち込みなど情緒不安定が解消
- 体が軽く、健康になる
- プライベートが充実する
1. 仕事の効率が上がる
「仕事のできる人は朝早く出社している」という話はよく聞きますが、それは決して言い過ぎではないようです。家を出るギリギリまで眠っていて、始業してからも頭がぼーっとしているままでは、まず仕事ははかどりません。お昼過ぎ~夕方ごろからエンジンがかかり始めるので、そのまま深夜まで働き、また朝は遅くなってしまう……。そんな悪循環が生まれるのです。一方、朝型生活では、静かなオフィスで集中して仕事をすることができます。目がすっきり覚めている状態なので、効率もアップするでしょう。
2. 肌トラブルが減少する
お肌のターンオーバー(新陳代謝)は、夜23時~2時の間に行われるといわれています。この時間に熟睡状態になっておくことが、お肌の健康を保つには重要なのです。しかし毎日深夜まで残業していると、それを実現するのはなかなか難しいでしょう。夜遅くから夕食を食べたり、お風呂に入ったりして、なかなか眠気が訪れないという人もいるようです。朝型生活であれば、必然的に肌の回復時間に合わせた睡眠をとるため、しっかり新陳代謝がおこなわれます。化粧のノリも良くなり、しみやそばかすも増えにくくなるでしょう。
3. イライラや落ち込みなど情緒不安定が解消
残業が重なり、良質な睡眠がとれていない日が続くと、自律神経が乱れやすくなります。仕事などのONの状態の交感神経と、リラックスしたり眠気を感じたりする副交感神経がきちんと切り替わらなくなってしまうのです。そうなると、情緒が不安定になっていきます。つまらないことでイライラしたり、すぐに落ち込んで気持ちが晴れなかったりするわけです。この状態が長く続くと、うつ症状に悪化するケースもあります。残業するのではなく、朝早く出社して、仕事をこなす。夜は早めにぐっすり眠る。これが心の健康を保つポイントです。
4. 体が軽く、健康になる
朝型にすることで、心の健康同様、体も健康になります。人間も動物ですから、太陽が昇るときに起き、沈むときに眠ることで心身のバランスが取れるのです。朝型生活は、自然の摂理にかなった生活リズムと言えます。また朝の時間を有効活用して、ウォーキングして会社に行ったり、朝日を浴びながらストレッチをしたりすれば、さらに健康促進につながります。
5. プライベートが充実する
夜な夜な残業をしていては、定時以降のプライベートの付き合いが皆無ということにもなりかねません。友達付き合いだけでなく、恋愛の出会いの機会もなくしてしまいかねないでしょう。朝型生活にすることで仕事は定時に上がり、仕事以外の時間を持つことも容易になります。周囲の人と生活時間も合うようになるので、飲み会やデートの時間も確保できるでしょう。また、趣味の時間や習い事の時間も得られます。もちろん毎日予定を入れてしまっては、睡眠時間を削ってしまうことになりかねませんが、週末1~2日などであれば、問題なく仕事とプライベートの両立が可能でしょう。
夜型生活から朝型生活へ切り替える際には、無理をせず徐々に体を慣らしていくことが大切です。まずはいつもより30分早く眠り、30分早く起きることを目指してください。その後、1時間、1時間30分と時間を早めていけば、仕事でもそれに合わせたスケジュール管理ができるようになります。(ライター:香山とも)