仕事と家庭を両立させるのに必要な5つのポイント
仕事と家庭の両立は昔からの命題ですが、すべてを完璧に遂行しようと詰め込みすぎてしまうと、身がもたない上にストレスがたまることもあるでしょう。女性が上手に仕事と家庭を両立するにはどんなことに留意をしたらよいのでしょうか? ポイントを考えてみます。
- 完璧を求めない
- 誰かに頼る自分を認めよう
- 「自分ルール」をやめよう
- 時間ができるのを待つのではなく、時間をつくろう
- 心の余裕を持てるように
【ポイント1】完璧を求めない
仕事と家庭の両立をしようとがんばる女性のなかには、とことん努力をしてしまう方が少なくありません。しかし、完璧を求めると疲れてしまいます。例えば「毎日手作り料理をしよう!」と思っていても、残業で難しいこともあるでしょう。そんなときに自分を責めてしまっては、ストレスがたまりすぎてしまいます。外食やできあいのお惣菜、レトルト食品でも十分にお腹はふくれます。要は、完璧を求めない姿勢が大切なのです。
仕事に対しても、時短勤務や有給休暇を取るなどで柔軟性を持つと、ぐっとストレスが減ります。「自分に甘いな」と思うかもしれないですが、周囲の人はそんなに気にしないもの。心身が疲れたときや、やる気が出ないときには、きちんと休みましょう。そうすれば、「また頑張ろう!」と思うようになります。
【ポイント2】誰かに頼る自分を認めよう
仕事と家庭の両立を目指す女性のなかには、「すべて1人でやらなければ」と強迫観念を抱いている人もいます。しかし、普通の人だって、周囲にまったく頼らないのは大変なことです。夫はもちろん、会社の同僚や上司、両親や親せきなどに助けを求めるのも大切なことなのです。重要なのは、一人で抱えないようにすること。精神的にも、肉体的にも、負担が大きいなと感じたらきちんと「ヘルプ」が出せるようになるといいでしょう。
【ポイント3】「自分ルール」をやめよう
「毎日必ず何時に出社する」「食事は必ずバランスを意識して食べる」など、生活にリズムがつくるのは、よい習慣です。しかし、その「自分ルール」に縛られすぎると、疲弊してしまう危険性があります。また、そうしたルールを守ることができないことにストレスを感じる可能性もあるでしょう。「~~すべき」という論理で動いてしまい柔軟性がなくなってしまうのです。「自分ルール」でがんじがらめにならないように、「基本的にはこういうルールにしたいが、たまにはそうでなくてもいい」くらいの余裕を持つと心の負担が軽減されます。
【ポイント4】時間ができるのを待つのではなく、時間をつくろう
仕事と家庭を両立するとなると、独身時代よりもはるかに時間がなくなります。しかし、そうは思っても、なかなか時間に余裕を持てるものではないでしょう。そんな時には「時間をつくる」という意識を持つことが大切です。
特に理由がなくても有給休暇をとってもいいのです。家事に時間をかけすぎているのであれば、月に何回か家事代行サービスを利用するのもいいでしょう。意識的に自分の時間をつくると考えていくとよいでしょう。
【ポイント5】心の余裕を持てるように
「あれもやらなきゃ」「これがまだできていない!」といったことでストレスがたまると、頑張っても一向に楽にならないというスパイラルに陥ってしまいます。仕事と家庭の両立は長距離走。自分をあまり追い込みすぎると、継続していくことはできなくなってしまいます。無理やりではなく、自然に笑顔になれる瞬間があるかどうかを、定期的にチェックしてみましょう。心の余裕を失っていては、さまざまなことがうまくいきません。本当は自分で選んできた人生なのに、「こんなはずじゃなかった」と追い詰められないようにするためにも早めのケアが必要なのです。
仕事と家庭を完ぺきにこなすことにとらわれるあまり、心の余裕を失ってしまったり、余計なストレスを抱えてしまったりするのは本末転倒です。そうなれば、周囲の人にも心配をかけてしまうでしょう。完ぺきを求めすぎず、無理のない範囲での「仕事と家庭の両立」を目指しましょう。(ライター:香山とも)