あこがれの先輩女性になるための7つの心得
新年度になると、新たな社員が入社してきます。自分自身が入社したときのことを振り返ると、苦手な先輩やなんとなく避けてしまうような先輩はいませんでしたか? できれば、後輩から慕われる先輩であった方が、仕事もしやすくなりますし、自分の気持ちとしても健やかにすごせますよね。あこがれの会社の先輩になるためにどんな心得が必要か、7つご紹介します。
- 相手によって態度を変えない
- 悪口・陰口には便乗しない
- 後輩が帰りやすい環境をつくってあげる
- 必要以上に群れない
- 面倒な雑務を押し付けない
- 自分に非があるときは率直に謝る
- 「自分だったら」という話し方をする
【心得1】相手によって態度を変えない
「先輩だから」「後輩だから」あるいは「男だから」「女だから」といって態度を変えると、誰からも信頼されなくなってしまいます。頼みごとをするときも、後輩だからといって横柄な態度を取らないことが重要。誰にでも平等に接する女性は魅力的に映ります。年齢や役職、性別などで、態度や話し方を変えていないか、常に自分でチェックしていくことが重要です。
【心得2】悪口・陰口には便乗しない
ストレス解消のため、ときには悪口・陰口に便乗したくなる気持ちも湧くでしょう。しかし、悪口や陰口を言うと自分に返ってくるものです。そしてまた、周囲が陰口をたたいていて、それに便乗しているということは、あなた自身も悪口を言ったことになります。当然、そんな先輩についていこうという後輩社員はいません。悪口・陰口には便乗しないと肝に銘じることが、後輩からの信頼を得るコツです。もしそうした場に遭遇したら、そっと席を外すようにするとよいでしょう。「やめた方がいい」と苦言を呈することも角が立って難しい場合もあると思います。
【心得3】後輩が帰りやすい環境をつくってあげる
先輩や上司が会社にいつまでも残っていると、後輩社員にとっては帰りにくいものです。自分の仕事がもう終わっているのに帰れないというのは気まずさ以外の何物でもありませんよね。「仕事が終わったら帰っていいよ」と声を掛けたり、あなた自身が率先して早く帰ったりと、就業時間に帰社できる空気をつくってあげることが大切です。そうした雰囲気をつくることで、若手のモチベーションを維持向上させていくこともできるでしょう。さらに、後輩からすると、「あの先輩は効率よく仕事していてカッコいい」と見られることになります。
【心得4】必要以上に群れない
どこかに行く際や、何かをする際、常に誰かと一緒にいる人は、「一人ではなにもできないのかな?」と思われてしまいます。ランチにいく、退社するなど、自分で率先して行動するようにしていくことが大切です。主体的に行動できる女性はかっこよく見えるものですから、憧れの女性への第一歩といえそうです。同じように、後輩・部下をいつものようにランチに誘うのも、やめた方がよいでしょう。先輩からすると気を使って誘っているのかもしれませんが、後輩にとって先輩とのランチは気が抜けないものです。後輩へのランチの誘いは、「たまに」くらいで丁度よいといえます。
【心得5】面倒な雑務を押し付けない
時間がかかる面倒な仕事をほかの人にお願いしたい気持ちはよくわかります。しかし、自分がしたくないからという理由でほかの人に仕事を押し付けていると、信頼を損なってしまいます。逆に、人が嫌がることも黙々とこなしている先輩の姿を見ると、後輩は自然に育っていきます。もちろん、一緒に業務を分担してもらうことで、大変さを分かち合うことも重要なことがあるでしょう。その場合でも、「押し付ける」という意識ではなく、「一緒に頑張る」と思っていくとよいでしょう。
【心得6】自分に非があるときは率直に謝る
先輩や上司とはいえ、間違えることはあります。そうしたときは率直に謝ることが重要です。「ここは私の判断が間違っていたわ。ごめんなさい」ということで、むしろ人として信頼度を増すことができます。プライドが邪魔して、なかなか下の立場の人に謝罪できない人も少なくありませんが、誠意をもって接することで、後輩から信頼される先輩となれるのです。
【心得7】「自分だったら」という話し方をする
後輩に指示を出すのは難しいものです。ときには、どんな指示を出したら後輩が育つのか悩むこともあるでしょう。そんなときには、「私だったら、こう思うよ。理由は◯◯だから」というように、きちんと自分の意見や理由を示すとよいでしょう。どんな新人でも、最初は先輩の真似から入るものです。まずは自分の立場・意見を伝えた上で、成長とともに自ら考えさせていくとよいのです。
あこがれの先輩への第一歩として、7つの心得を実行していくと新入社員が入ってきてもスムーズに対応していくことができるでしょう。(ライター:香山とも)