女性が転職を考える6つのきっかけとその対策
女性が転職を考える際にはいくつかのきっかけがあります。それは、やりがいや、給与、待遇面のこともあるでしょう。また、女性にとって仕事とライフスタイルは密接に結びついているもの。そのため、家庭との両立から転職を検討する方も少なくないといえます。
女性が転職を考えるきっかけと、実際に転職する際の注意しておくべきポイントを紹介します。
【きっかけ1】給与に不満を感じた
給与に不満を感じて、転職を考える女性は多いです。特に女性は男性よりも平均給与がまだ低い傾向にあるため、不満を抱きやすくなるものです。しかし、自分の納得のいく給与を求めて転職する際には、「なにかを引き換えにする可能性がある」ということも踏まえておきましょう。たとえば、「給与は上がったけれども、仕事量が増えた」「得意でない仕事もやらなければいけない」といったことは十分にありえます。給与額だけに目を奪われることなく、任される仕事の範囲や職場環境などもきちんと把握したうえで、転職活動をすることが重要でしょう。
【きっかけ2】自己成長・スキルアップ・やりがいを求めた
「本来、自分がしたい仕事ではない」「この場所にいても成長を期待できない」、そういった場合に、転職を検討するのは当然のことです。そんなきっかで転職する人は、転職後に本当にその希望が叶えられるのかを確認する必要があります。もしかすると、どの会社にいってもあなたのキャリアではまだ任せられないような仕事を追い求めているかもしれません。必要な下積みを積んでいる時期であれば、どこに移っても同じような仕事を担うことになる可能性があります。
また、「なぜ自分がその仕事をしたいのか」ということも突き詰めたいものです。意地になって追い求めているだけ、自分にはこれしかないと信じ込んでいるだけということもあるかもしれません。そうした状態で転職すると、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが生じる可能性もあります。
【きっかけ3】会社の将来に不安を感じたとき
「どうやら会社の業績がよくないようだ」と感じて、会社から離れようと考える方も少なくないでしょう。この場合、焦って新天地を探している可能性があるので、きちんと転職先を見極める必要があります。また、転職面接の際の志望理由で、「現職の業績が悪くて……」とコメントするのは控えた方が無難でしょう。「会社が低迷いているときに一緒に頑張ってくれない人だ」と判断されかねません。
【きっかけ4】人間関係や職場環境に悩みがある
人間関係が悪い、職場の労働環境が良くないといった理由から転職を考えるケースも多いです。これらが原因で体調を崩すこともあるので、職場を変えることを検討することは大切です。ただし、もし自分自身の仕事の進め方や人との接し方に、問題の原因があるのであれば、転職後も同じトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、まずは「なぜ今の職場が嫌なのか」「私が変わることで、状況を改善できないか」と考えてみましょう。そして、新たな職場に向かう際には、現職から逃げるのではなく前向きに新たな職場で働きたいというモチベーションを持てるようにするとよいでしょう。
【きっかけ5】激務・拘束時間の長さを痛感した
毎日終電で帰る、休日も自宅で仕事をしている……などの勤務状況では、心身ともに疲れてしまいます。その場合には、もっと自分のペースで働ける転職先を探すこともあるでしょう。いまの職場で待遇の改善ができないか、働きかけてみるのも手です。上司があなたの勤務実態を十分に把握していないまま、仕事をアサインしている可能性があるからです。現在の職場で待遇の改善を求めるだけ求めてから、転職活動をしてもよいでしょう。
【きっかけ6】仕事と家庭・プライベートの両立がうまくいかない
転勤が多かったり、出張が続いたりする仕事の場合には、家庭との両立が難しいこともあるでしょう。女性の場合には、育児や介護などを担うことも少なくないため、その両立を考えて転職を志望する方も少なくありません。
転職活動に際しては、自分の勤務形態の希望をきちと説明する必要があります。前職での実績を買われ、同じような勤務を求められる可能性も少なくないからです。転職先が自分の希望にきちんとマッチしているかを推し量る必要があります。(ライター:香山とも)