こんな女性は転職で採用されない! 要注意の6ポイント
「転職活動がうまくいく女性」というと、「仕事ができる」「周囲から一緒に働きたいと思われる」「転職後のキャリアが明確」といったことがポイントになるはずです。では一方で、「転職活動で採用されない女性」とはどういった人でしょうか? 女性が転職活動をする際には気を付けたい、6つの注意点を紹介します。
【注意点1】身だしなみが働く環境にあっていない
学生時代の就職活動では、一律にリクルートスーツを着るのが一般的ですが、転職活動では明確な服装の基準はありません。業界によっても「常識」とされる服装は違いますが、少なくとも好感を持たれる身だしなみで面接におもむく必要はあるでしょう。業種によっては、職場でスーツを着用しない女性も多いかもしれませんが、「固い業界」ではスーツが必須の場合もあります。清潔感のある正装で面接に臨むことが大切でしょう。
【注意点2】履歴書の写真が不適切
当然のことながら、履歴書には限られた情報しか載せることができません。そのなかでも求職者の写真は、面接官の目が最初にとまるものだといえるでしょう。それにもかかわらず、写真でマイナス印象になってしまうのは大変もったいないことです。身だしなみが整っていない、時間がないからと自撮りで済ませる……なんてことはもってのほか。近年は、きれいに見えるからと写真の色合いなどをパソコンで修正してしまう人もいるようです。写真館などできちんとフォーマルな証明写真を撮ってもらうことをおすすめします。
【注意点3】会社訪問時に、人によって態度を変える
面接官の前では笑顔を絶やさずに対応していた一方で、エレベーターで偶然一緒になった社員には会釈もしないという人がいます。しかし、その会社に転職したら、すべての人が同僚になるわけです。そのため、人によって態度を変えていることが伝わるのは明らかにマイナスです。たとえその会社の社員かどうかわからなくとも、面接や会社訪問時には、すべての人ににこやかにあいさつするという気持ちでいることが重要です
【注意点4】感情的な理由で退職理由している
「会社の人と合わなかった」「私の良さをわかってくれる人がいないから」などの転職理由は、面接官に感情的な人だと思われる可能性があります。一般的に、女性は男性よりも感情的だと思われる傾向があるため、なるべくそう思われる要素は排除しておきたいところです。転職の理由は、たとえば、「御社においては自分の力をさらに生かすことができる」や「御社の事業を◯年後××のように発展させていきたいと考え、志望しました」など、キャリア志向を感じさせる回答をしましょう。
【注意点5】志望企業に自分の都合ばかりを主張する
「家事・育児と仕事を両立させたいから転職を考える」という女性も少なくないでしょう。もちろん、「転勤はできない」「宿泊をともなう出張は難しい」など、面接官に伝えなければいけないことはあると思います。しかしながら、自分の都合ばかりを主張する人を採用したいと思うものでしょうか。どうしても事前に伝えなければいけないことがある場合には、その前に「どのように貢献をするか」「どこまでなら譲歩できるか」ということを明確にした上で、伝えていくとよいでしょう。採用は、会社と個人の「契約」ですから、どんな条件で契約を結ぼうとしているのかを示していくことが大切なのです。
【注意点6】社会人マナーを守れていない
新卒者ではなく、中途で採用をしたいと考えているということは、企業は「この人は社会人としての基本マナーを身につけている」と思い、採用選考に臨みます。ですから、社会人マナーができていない人が採用されることは、まずありません。時間や書類の提出期限を守る、面接であいさつする、TPOをわきまえた言葉遣い、メールや電話でのルールなど、社会人として当たり前のことができていないだけで、採用の可能性が低くなるということを肝に銘じておきましょう。当たり前のことを当たり前にできるようにすることが、転職採用には求められるのです。
これらの注意ポイントは、ある意味で“できて当然”のことです。転ばぬ先の杖として、失敗例を踏まえておくことで、希望の転職へとつながっていく可能性が高まるといえるでしょう。(ライター:香山とも)