女性の転職面接に“効く”ヘアスタイル
転職の際には、その人の内面や業務上のスキルだけでなく、身だしなみもチェックされます。女性の場合は、服装やメイクだけでなく髪型も重要なポイント。学生時代の就職活動の際には、一様に黒髪を束ねておけば真面目に見えて高評価でしたが、転職活動の際には理知的で仕事ができる印象も残したいもの。どういったヘアスタイルが転職活動で有効なのか、ポイントをご紹介します。
【ポイント1】目にかからない前髪の長さ
「目は口ほどにものを言う」という言葉がある通り、人はアイコンタクトでコミュニケーションをとります。目の印象はその人を決定づける大きなポイントとなっているのです。前髪が長すぎてその大切な目が隠れてしまうと、あなたの魅力を伝えきることができません。また、暗く重たい印象を与えてしまいます。そのため、前髪は眉が隠れるくらいで前髪をキープしておくことが重要です。
「たかが前髪」とおもわず、カットをするときは美容院に行きましょう。前髪の1センチは、後ろ髪の10センチに相当すると言われるほどに印象を大きく左右します。最近では、1000円ほどで前髪カットだけできる美容院もありますので、面接の前にはプロに頼んで整えてもらうことをオススメします。
【ポイント2】耳を出す
耳を出すと、明るく清潔な印象になるといわれています。ビジネスパーソンであれば、仕事ができそうな、引き締まったイメージも与えられるでしょう。そのため、髪の長い人は、後ろで束ねたり、髪を耳にかけたりするなどして耳を出すようにしましょう。ショートカットやボブの方は、片耳だけかけるなどすると、「できる女性」という印象を残すことができます。
【ポイント3】ヘアカラーはブラックかダークブラウン
髪を染めている人は、派手なカラーは避けるのが無難です。アパレルやデザイン関係など、特定の業種であればセンスを問われることもありますが、ほとんどの企業が落ち着いた髪色を好みます。また、面接官は自分よりも上の世代が担当することが多いでしょう。その場合には、今時のファッションは受け入れられない可能性が高いです。髪を染めないか、染めてもダークブラウンなどの色を主体として、ツヤがでやすい色味で染めるとハツラツとした印象にすることができます。
【ポイント4】おじぎをしたときに崩れない
面接では何度となくおじぎをします。そのたびに顔にかかった髪をはらったり、乱れた髪を直したりすると、面接官にせわしない印象を与えます。そのため、面接時にはなるべく乱れにくい髪型にしましょう。スプレーで固めるのではなく、髪を束ねたり、見えないようにピンで留めたりといったことが効果的です。
【ポイント5】年相応のスタイルに
就職活動ではなく、転職の場合にはその人が生きてきたキャリアを見られます。そのため、無理に若作りをするのは逆効果。大学生と同じようなヘアスタイルでいる必要はないのです。前髪が短かすぎたり、「パッツン」に切り揃えられていたりするのは、個性的でかわいいかもしれませんが、会社で働く女性の髪形としては違和感のある場合があります。自分の年齢にふさわしいヘアスタイルがわからない場合には、美容師に相談するのも手。「転職活動をするので、年相応で、できる女性風のヘアスタイルでおねがいします」などと相談すると、プロの視点から提案してもらえます。
【ポイント6】清潔感とつややかな印象を重視
髪がボサボサだと、どうしても清潔感がない印象になります。面接では「一緒に働きたいかどうか」が大きなポイントになるので、不潔なイメージを持たれてしまうのは大きなマイナス。寝癖をきちんと直せているか、カラーした髪が伸びきって、「プリン状態」になっていないかなどを見直しましょう。また、ヘアオイルなどを使うと、髪がみずみずしくつややかな印象になります。髪の痛みは、全体的に疲れた印象を与えてしまうので、つややかな髪質が保てるようケアしていくとよいでしょう。
髪型ひとつとっても、面接官に与える印象は大きく変わります。どのような髪型でどんな印象を与えるか、しっかりとわきまえたうえで面接に臨みましょう。(ライター:香山とも)