“デキる!”と言われる女性リーダーの6つの共通点
今後ますます増えるといわれる女性管理職。その中でも、“デキる!”と評価される女性リーダーには共通する要素があるようです。女性ならではの特性を生かしつつ、かつ女性ならではの弱点をカバーもできる、そんなリーダーが特に評価されるようです。優れた女性リーダーの共通点を考えてみましょう。
特徴1. コミュニケーション能力が高い
“デキる”女性管理職は周囲を巻き込んで、仕事をすることができます。これまで「仕事ができる」というと、自分一人でガツガツ仕事ができるようなタイプをイメージされてきましたが、近年ではチームでいかに仕事ができるかがより重要になってきました。
一般的に女性は男性よりも、気配りやコミュニケーションが得意な傾向が強いです。部下がどんな悩みを抱えているのかをいち早くキャッチしてサポートしたり、みんなが苦手と感じる上司に対してもうまく接することができたりと、女性ならではの力を発揮できるリーダーは、仕事もスピーディに進められ、周囲から尊敬もされるでしょう。
特徴2. 自身のキャリアアップをきちんと考えている
「会社の考えている通りに仕事をしていればよい」という受け身の姿勢では、なかなか自分のしたい仕事はできるようにはなりません。また、女性の場合は、結婚や出産で大きく仕事の仕方が変わることがあります。そうしたプライベートの変化も受け入れ、将来を見通しながらどのようなキャリアアップを図っていきたいかを考えられる女性は、優秀なリーダーといえます。
「5年後にはこんな仕事をしていたいから、今からこの資格を取っておこう」など計画的に自己研さんができるのが周囲から一目置かれる“デキる”女性管理職ということができるでしょう。
特徴3. プライベートも充実している
かつて、全人生を仕事にかけるといったイメージがキャリアウーマンに当てはめられた時代もありました。しかし、現在は仕事だけの女性はなかなか尊敬されません。また、一つの業務のことしか知らなければ、イノベーティブな発想もしにくいもの。そのため、現在では仕事だけでなくプライベートも充実していてたくさんの交友関係があったり、素敵な家庭を築いていたりすることが女性リーダーの共通項となっています。
特徴4. 個人的な好き嫌いなしで接することができる
時として、女性は人の好き嫌いを表に出してしまいがちです。また、一般的に噂話なども好きですから、陰口を言ってしまうことも少なくありません。しかし、そのようなことを周囲が知れば尊敬はされなくなってしまいます。意識的に分け隔てなく、接していくことができる女性が男性からも女性からも尊敬されるリーダーとなれるといえるでしょう。
特徴5. 心身の健康の管理が上手い
女性には体のバイオリズムがありますから、時には体調が悪く、やる気が出ないといったことがあるでしょう。しかし、“デキる”女性はこうした不調が仕事のパフォーマンスを落としてしまうことをよく知っています。そこで、日々の生活に気をくばり、栄養バランスを考えた食事や適度な運動などを行って、きちんと体調管理を行う女性がほとんどです。自分自身できちんと健康管理ができているのです。
また、毎日働いていればストレスも溜まります。“デキる”女性はこうしたストレスマネジメントも上手。おいしいものを食べに行ったり、自分の好きな時間を大切にしたりして、うまく息抜きしているのです。
特徴6. 観察眼が鋭い
女性は男性よりも観察眼が鋭いと言われることが少なくありません。こうした特徴を、仕事にも生かすことで良い管理職になっていくことができるでしょう。同僚同士の不仲に気づいてうまく橋渡しをしてあげたり、行き詰まりを感じている部下にさりげなく声をかけたりすることは素晴らしい観察眼があってこその業です。女性の観察眼を生かして、良い仕事のチームを作っていきましょう。
働き方が変わるとともに、優秀な女性管理職の共通点も変わりつつあります。単にガムシャラに仕事をこなすのではなく、上記の6つの特徴を意識して働くことで、あなたも“デキる”女性リーダーに近づくことができるでしょう。(ライター:香山とも)