子育てママ必見!在宅勤務のメリットと留意点を徹底解説
出産・子育てをしながら働きたい女性にとって「在宅勤務」は魅力的な選択肢になりえます。実際、在宅勤務の求人には応募が多く集まります。
しかし、すべての人に合った働き方かというと、必ずしもそうではないのかもしれません。今回は、育児中の女性にとっての在宅勤務のメリットと留意点についてまとめてみました。仕事探しをする前に、ひととおり頭に入れておいていただければ幸いです。
メリット1.時間が有効に活用できる
在宅勤務の最大の魅力は、時間の使い方が自由になること。これがもたらす様々なメリットを見ていきましょう。
通勤時間が育児時間に
毎朝の通勤ラッシュとはおさらば。その時間を子どもとゆっくり過ごしたり、朝の支度に余裕を持てたりします。「今日は保育園の行事があるな」という日も、仕事の調整がしやすくなります。
柔軟な時間配分
朝は子どもと一緒にごはん。保育園に送り出した後は仕事モードに切り替えて集中。お昼休みには洗濯物を干したり、夕飯の下ごしらえをしたり。午後は再び仕事に戻り、夕方には子どもをお迎えに行って公園で遊ぶ時間も作れる。仕事と家事・育児をうまく組み合わせられるのが在宅勤務の魅力です。
子どもの急病にも対応
子どもが急に熱を出した時も、慌てずに対応できるのは大きなポイント。家で看病しながら仕事ができます。「仕事を休まなきゃ」というプレッシャーから解放されるので、心にも余裕が生まれます。
メリット2.意外とお財布に優しい
在宅勤務は家計の節約にもつながります。意外と大きな金額になる働くための出費が減ることで、家計に余裕が生まれるかもしれません。
日々の出費が減少
在宅勤務のもう一つの大きなメリットは、家計の節約になること。毎日の通勤代やランチ代、仕事用の洋服代など、働くために必要だった出費がグッと減ります。ただし、エアコンにかかる電気代やインターネット回線など、出勤すれば掛からない費用が増える可能性には注意です。
保育費用の節約も
保育園の送り迎えの時間に余裕ができるので、延長保育料の節約にもつながるかもしれません。働くママにとって、こういった経済面でのメリットは大きな魅力です。
メリット3.子どもとの時間が増える幸せ
在宅勤務のメリットは、なんと言っても子どもとより多くの時間を過ごせること。金銭には代えられない大切な価値です。
安心感を与える存在に
在宅勤務のメリットとして忘れてはいけないのが、子どもと過ごす時間が増えること。特に小さな子どもがいる場合、親がそばにいるという安心感は大きいものです。保育園から帰ってきてすぐに「ただいま!」と言える喜びは何物にも代えがたいですよね。
成長を身近に感じられる
仕事の合間に子どもの様子をチェックしたり、短い時間でもスキンシップを取ったりできるのも在宅勤務ならでは。子どもの成長をより身近に感じられる幸せな時間が増えるのです。
留意点:在宅勤務で気をつけたいこと
在宅勤務には多くのメリットがありますが、同時にいくつかの課題もあります。これらを認識し、適切に対処することが重要です。
1.仕事と家庭の境界線を引く
まず挙げられるのが、仕事と家事・育児のけじめをつけることの難しさ。家にいると「ちょっと洗濯物を干そう」「お昼ご飯の支度をしなきゃ」と、つい家事に手を出してしまいがち。逆に、仕事モードが抜けきらず、家族との時間にもパソコンを開いてしまうこともあるかもしれません。
公私混同を避けるには、仕事と家事・育児の「時間」や「スペース」をはっきり分けることが大切です。例えば、仕事専用のスペースを設けたり、仕事中は家事をしないと決めたりするのも一つの方法。家族にも「この時間は仕事中」と伝え、協力してもらうことも大切です。
2.上司や同僚とのつながりを維持する
オフィスに行かないことで、同僚とのおしゃべりや情報交換の機会が減ります。無駄話が減ることはメリットです。しかし、孤独感を募らせると精神面でネガティブな影響が出て、モチベーションや生産性が下がることになるので、人とのつながりを維持することも必要です。
オンラインでの雑談タイムを設けたり、定期的にビデオ会議を行ったりするのもいいでしょう。また、同じように在宅勤務をしているママ友とランチを共にするなど、リアルな交流も大切にしましょう。
また、在宅勤務が長期化すると、新しい仕事を任されにくくなったり、昇進のチャンスが減ったりすることもあります。これを避けるには、自分から積極的に上司や同僚とコミュニケーションを取り、自分の成果をアピールすることが重要です。また、スキルアップのための自己研鑽も忘れずに。
在宅勤務は甘くない
在宅勤務で大事なのは、決められた成果を上げること。あるいは、決められた時間は仕事に専念してきっちりと働くことです。
他の人の目がないと集中できない、サボってしまうという人には向いていませんし、サボりがバレれば契約を解除されてしまいます。
仕事と家庭のバランスは大事ですが、仕事を二の次にして都合よくお金をもらおう、という甘い考えでは務まりません。自分にとって都合のよい条件で働くためには、それなりの高いハードルになることを受け入れる必要があります。