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    転職前に知っておきたいネット企業の注目の5社(2014年版)

    市場規模の拡大を続けているネット業界。その勢いは止まるところを知らず、サービスの多様性や利便性からEC市場が拡大し、広告に対する費用対効果からアフィリエイト市場が拡大するといった見通しです。今回は、そんな拡大市場でもあるネット業界において、特に注目すべき5社をご紹介しましょう。

    1. Google株式会社

    キーワード:検索アルゴリズム、人工知能、ロボット

    今やWebサイト検索には欠かすことのできない検索エンジン「Google」。検索エンジンにおけるシェア率はGoogleとYahoo!Japanを合わせて93%と圧倒的な数字を誇ります。検索エンジンの他にも「YouTube」や「Googleマップ」、「Gmail」など、数多くのWebサービスを提供しており、世界トップレベルのネット企業と言ってもよいほどに拡大しました。

     

    2014年も引き続き事業拡大が予想されていますが、特にウェアラブルコンピュータ(グーグルグラスなど)、人工知能やロボット事業へのさらなる投資は確実視されています。Web系の技術者だけでなく、あらゆるエンジニアにとって転職先として魅力的な企業に成長した…と言えるのではないでしょうか。

    2. アマゾン データ サービス ジャパン株式会社

    キーワード:クラウド

    EC事業をグローバル展開しているAmazonですが、企業向けのクラウドサービス「AWS(アマゾンウェブサービス)」を日本で展開しているのが、アマゾン データ サービス ジャパン株式会社。非常に低コストで本格的なクラウドサービスが導入できるとあって、国内でもトヨタ自動車や日立製作所、三井物産、任天堂、あきんどスシローといった幅広い業界の有名企業がAWSを導入しています。もちろん、今後は中小企業やベンチャー企業への拡大も見込まれるでしょう。

     

    同社の採用情報ページをのぞいてみると、アーキテクトやサポートエンジニアといった技術職だけでなく、営業・企画職やデータセンターでのカスタマーサポートなどの職種も募集されているので、2014年以降も拡大路線は続くと考えられます。クラウド分野への転職を考えている人なら、応募を検討してみても損はないでしょう。


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    3. Twitter Japan株式会社

    キーワード:ビッグデータ分析

    もはや人々の生活に欠かせないものとなったツイッター。アメリカ本社では2013年11月に上場したばかりですが、市場からの資金を集めたことでさらなる事業展開が予想されます。現在のところ、収益のほとんどはGoogleと同様に広告によるもので、日本でもツイッターを通じた企業のプロモーション活動が活発になっています。

     

    今後の動向としては、膨大な量のツイート内容を解析することによるビッグデータ活用が考えられるでしょう。例えば若者のユーザーのツイート内容を分析して、新商品の評判や改善点を洗い出したり、一定時間のツイート内容を分析して株価を予想したりといった具合です。ビッグデータ分野に興味がある人にとっては活躍のチャンスかもしれません。 

    4. King Japan株式会社

    キーワード:スマホゲーム、ソーシャルゲーム

    スマートフォンアプリ、フェイスブックアプリとして世界で5億ダウンロードを記録した『キャンディークラッシュ』。この『キャンディークラッシュ』を手掛けるソーシャルゲーム会社のKing(本社:イギリス)が、2014年4月から日本法人であるKing Japan株式会社を設立しました。

     

    各種のインタビューによれば、日本法人の現在の役割は「日本市場に合ったプロダクトを提供」と、「日本に根差したプロモーションやPR活動を行うこと」とされているので、企画職やマーケティング職、広報などのポジションの強化が予想されます。現在のところ、同社の看板タイトルは『キャンディークラッシュ』ですが、将来的にはKing Japan独自のタイトルの開発もありえるでしょう。Webエンジニアの人にとっても注目の1社と言えます。

    5. 株式会社スクー

    キーワード:オンライン授業、MOOC

    スクーは2012年1月から始まったオンライン授業サービスです。「経営・起業」「ビジネススキル」「テクノロジー・IT」など、社会人に役立つ分野を中心に動画を通じて1時間ほどの授業を視聴することができます。いわば「YouTube」や「ニコニコ動画」の教育版と言えるでしょう。

     

    各業界で有名な経営者やクリエイターなどがそれぞれの専門分野について講義を行っていること、そしてそれを自宅に居ながらオンラインで視聴できる点がサービスの魅力です。現在は月額課金によるマネタイズがメインですが、今後はスクーのプラットフォームを生かした広告収入なども考えられるでしょう。

     

    スクーに限らず、ネットを通じた教育は今後大きな発展が見込まれています。例えばアメリカではMOOC(Massive Open Online Course、大規模公開オンライン授業)と呼ばれるオンライン授業が広がっており、一流大学の授業が無料かつネットで受けられるようになっています。“ネット×教育”というキーワードにピンとくるものがある人は、転職のチャンスかもしれません。


     

    ネット業界は変化がめまぐるしく、次々に新サービスが登場しています。今回は5社に絞ってご紹介しましたが、明日にはそれらをも凌ぐ注目企業が登場しているかもしれません。日頃から情報感度を良くし、転職先候補の企業を見つけ出すことが理想のキャリア形成には不可欠です。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)

     

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