転職面接のよくある質問25 ~経歴編~
Q「現在までのご経歴を簡単にご説明ください」
自己紹介との違いは、具体的な業務内容にポイントを絞って話すことです。どんな職種を経験したか、どんなプロジェクトでどんな立場にいたか、どれだけの実績を上げたか…などが話すべき内容といえます。また、具体的な数字・実績を交えて話すことが求められます。
ただし内容を盛り込み過ぎると、どこに注目すればいいのか面接官は迷ってしまいます。募集ポジションや求められている人材像などに合わせて、強調すべき点とそうでない点を切り分けることが大切です。
POINT 実際の業務に絞って職歴を紹介しよう。内容は事前に整理しておく!
Q「転職理由を教えてください」
回答のポイントは3つです。
(1)求めている働き方はどのようなものか
(2)それが現在の仕事(あるいは前職)で実現できないのはなぜか
(3)なぜ転職によって求めている働き方が実現できるのか
具体的には「より消費者の顔が見えるB to Cの商材を扱ってみたい」→「現在の会社はB to Cの商材しか扱っていない」→「御社でならB to Cの商材もあり、自分の働き方を実現できそうだと考え、転職した」といった流れで回答しましょう。面接官に前向きな転職だと納得させることが重要です。
人間関係の悪化、残業が多いなど、どの会社でも起こりえることを理由として挙げると、「入社してもすぐ辞めてしまうのでは」と思われる可能性が大です。
POINT ネガティブな転職理由はNG! 前向きな転職だとアピールしよう。
Q「これまでのご経歴で、一番の成功事例は何ですか?」
面接官は、転職者がどうやってビジネスを成功させてきたのかに注目しています。そのため、実績に関する数字・エピソードはもちろん、そこに至る過程をしっかり述べなければなりません。どういうポジションでどのように貢献したのか、工夫したことや困難だったことなどを交えて回答しましょう。
他業界への転職の場合、あなたの実績のすごさが面接官に伝わらない場合もあります。「チームの売上の○%にあたる○万円の売上」「全店舗で○位の成績」など、比較対象を挙げるなどして分かりやすく伝える工夫が求められます。
POINT 数字だけではなく、どのようにその実績を得たのかを話そう。
Q「これまでの一番の失敗を教えてください」
この質問で面接官が判断したいのは、失敗から立ち直る思考法を持っているかどうか。失敗内容そのものではなく、失敗後の改善内容が問われています。失敗の原因をどのように分析し、どうやってリカバーしたのか、再発防止のために何をやったのかなどを中心に話すといいでしょう。
よほど極端なものでもない限り、失敗談を話すこと自体はマイナス要因になりませんので、素直に失敗とその改善策を回答してかまいません。
POINT 失敗後の改善策や再発防止策をロジカルにまとめましょう。