転職面接のよくある質問25 ~志望動機編~
Q「数ある会社の中から、なぜ当社を志望されたのですか?」
志望の本気度を探る質問です。「××業界で働くなら○○社でもいいのでは?」「同じ職種なら△△社さんのほうが高給ですが?」といったツッコミに対応するためには、競合他社の中でその会社にどんな強みがあるのか、その会社でしかできないことは何かなどを説明できるようにしておく必要があります。
ほとんどの転職面接で問われることなので、必ず事前に自分の考えをまとめておきましょう。転職理由や将来のキャリア像などと矛盾がないか、キャリアカウンセラーや友人などに聞いてもらうのもよいでしょう。
POINT なぜ他社ではダメか、競合他社と比較して説明しよう。
Q「なぜこの職種を志望しているのですか?」
転職でキャリアチェンジをする際によく聞かれる質問です。仕事に対する理解は正しいか、入社後のイメージを描けているかなどが問われていますから、応募ポジションに関する事前研究は欠かさないようにしましょう。そのポジションでしか実現できないキャリアは何か、なぜ他の職種ではダメなのかを考えると、おのずと志望理由も固まってくるはずです。企業への志望理由よりも、より実際の業務にフォーカスしてまとめるとよいでしょう。
POINT 業務内容やその職種の役割などは事前にしっかり研究すること!
Q「当社に対してどのような印象をお持ちですか?」
本気でその会社を志望しているのなら、何かしらのイメージは持っているはず。企業ホームページや会社四季報、毎日の経済ニュースなどから、その会社が業界内でどういう立ち位置にいるのか・人々からどのように見られているのかをチェックしておくことが大切です。その上で自分自身はどのような印象を抱いているのか、志望動機や転職理由と矛盾がない言葉で説明しましょう。
無論、ポジティブな印象を述べるのが鉄則ですが、過度にほめてしまうと「会社に期待感を持ちすぎでは?」と疑われてしまうので要注意です。
POINT 「その企業がどう見られているか」を日頃からチェックすること。
Q「当社の商品(サービス)について、どのようにお考えですか」
B to Cの商品・サービスであれば、できれば一度は実際に購入したり店舗を訪れたりするなどしておきましょう。高額商品やB to Bの商品・サービスであれば無理に購入する必要はありませんが、いずれにしても商品特性やサービスのメリット・デメリットなどは事前に調べておくべきです。実店舗がある場合、店内や従業員の様子などもチェックする必要があります。
「A社の製品と比較して~~の長所があるように思いました」など競合他社と比較したり、「○○をこうすると改善できると考えています」と自分なりの改善案を述べたりできれば、面接官にも本気度が伝わりやすいでしょう。
POINT 事前の研究が欠かせない質問。しっかりとリサーチを!
Q「他に志望している企業・業界はありますか?」
他の志望先とかけ持ちしていることは問題にはなりませんが、志望先に一貫性がないのはマイナス材料です。「B to C商品を扱いたくて御社を志望した」と志望動機を述べておきながら、実際にはB to B商品しか扱わない企業にも応募していた場合、「適当な気持ちで応募している」と見なされてしまいます。
また、複数企業とかけ持ちする場合、それぞれの企業の魅力についても考えておきましょう。「同じアパレル業界の企業をいくつか志望していますが、御社の場合は特に○○の点に魅力を感じています」といった具合です。
POINT 他の志望企業についても一貫性・共通点のある回答を心がけること。