女性の転職チャンスが高まっている3つの理由
いま女性の活躍が期待されているワケ
女性の転職を考える前に、現在のビジネスにおける女性社員の位置づけを見てみましょう。企業のダイバーシティ(多様性)が重視されるようになった昨今は、より一層女性を登用しようという機運が高まっています。
自動車メーカーや建設会社、大手銀行といった男性優位とされていた分野でも、女性が役員や管理職として活躍する事例も増えてきました。内閣府の男女共同参画局によれば、ビジネスで女性の活躍が期待されているのは、主に下記の理由からです。
■女性の活躍が期待されている理由
(1)女性目線での新製品・新サービスの開発
(2)それにともなう多様な価値観の創出と、新市場の開拓
(3)予想される生産年齢人口の減少を女性の就業拡大によって緩和可能
男性にはない視点や価値観に基づき、新しい商品・サービスを生みだしたり、組織に新たなアイデアをもたらしたりすることが女性たちには期待されています。もちろん、それは女性たちの転職にとっても有利なことといえるでしょう。
企業における女性の活躍度を知ろう
内閣府の男女共同参画局では、2030年までに管理職における女性の比率を30%以上に上げることを目標としています。社会全体として、女性登用に向けた動きが盛り上がっているわけですが、手放しで喜んでばかりもいられません。
総務省の調査によれば、日本における就業者全体に占める女性の比率は42.3%であり、海外の主要国と同程度です。しかし、管理職における女性の割合は11.1%しかありません。欧米諸国のほか、シンガポールやフィリピンなどと比べても低い水準であり、女性が持つ強みや価値観が生かせていないことが指摘できます。
しかし逆に考えれば、今後、国内でも女性管理職が増えていく“余地”があるといえるでしょう。経済同友会の調査によれば、経営指針や経営計画などで女性の登用・活用を明らかにしている企業は48%、今後の対応を検討している企業も34%に上っています。2012年の数値と比べても目に見えて上昇しています。
「男は仕事、女は家庭」という決めつけに束縛されるのではなく、個人個人がキャリアを充実させながら働くことができるようになっているのです。
まとめ
●ビジネス全般で女性のさらなる活躍が期待されている
●管理職で活躍している女性はまだまだ少ない
●ただし、女性のより一層の登用を明確にしている企業は増加傾向
キャリコネで女性が働きやすい企業を目指す? 会員登録は…
↓