Q1 履歴書や職務経歴書の作成は手書き？　それともパソコン？

A 履歴書は手書き、職務経歴書はパソコン

住所氏名、生年月日、学歴・経歴、所有資格など、履歴書に書くことはほとんど統一されているので、パソコンで独自に作成すると企業側がとまどう恐れがあります。そのため履歴書は、市販の用紙に手書きで記入したほうが無難です。一方、職務経歴書は職種や業界ごとに伝えるべきことが異なる上、文章量も多くなりがち。パソコンで作成したほうが読みやすく作成できるでしょう。

Q2 営業職ですが、職務経歴書に書けるほどの実績がありません…。

A 数字だけがアピールポイントではない！

企業は具体的な実績だけではなく、その人の仕事のスタイルや考え方などを知りたいと考えています。数字で成果をアピールできない人は、業務をどのようにとらえ、どのように取り組み、得られた結果をどのように生かしたかを詳細に書きましょう。その中で少しでも自分にプラスになった経験があれば、ぜひ書き加えてください。例えば「利益は微々たるものだったが部下と二人三脚で新規開拓を行い、チームワーク構築と部下の育成につながった」という経験でも立派な成果です。

Q3 アルバイト経験は職務経歴として記載したほうがいいですか？

A 応募職種と関連するものであれば記入したほうがいい

募集されているポジションに関連するものであれば、アルバイト経験も記載したほうが有利。例えば営業職への応募書類に飲食店のバイト店員として接客していた経験が記載されていれば、「人と接することが苦にならない人だな」とポジティブに受け取られるでしょう。逆に関連性のないアルバイト経験を記載すると、面接で「なぜ○○のバイトから××の仕事にチェンジしたのですか？」と聞かれる可能性があります。

Q4 経歴にブランクがある。履歴書にも記入したほうがいい？

A ごまかさずにきちんと記入を！

経歴がばれたとき、企業側に余計な不安を抱かせてしまいますので、正直に記入したほうがベターです。「○○のため一時的に離職」などと簡単な説明を書き加えておいた方がいいでしょう。ただ、3か月程度なら大きなマイナスにならないので、特に理由などを記入する必要はありません。

Q5 入社して半年で退職した会社があります。

　履歴書に書かなくてもいいでしょうか？

A 辞めた理由を説明できるようにしておこう

よほどの短期間（例えば1か月未満）で辞めた会社でない限り、履歴書は正確に記入しましょう。ただし、場合によっては「短期間で退職＝すぐに辞める人」と見なされることも。そのため、短期間で退職した場合は、履歴書や職務経歴書に「○○のため転職」と書き加えたほうが無難です。

Q6 病気で退職した場合、履歴書に書いたほうがいい？

A 必ずしも記入する必要はないが…

退職理由は、必ず書かなければいけないものではありません。病気で退職したことを書かなくても自然な履歴書になるのであれば、あえて書かないという選択肢もあります。この場合、面接時にきちんと説明する必要が生じるでしょう。逆に「病気により退職。現在は完治しており職務に問題ない」などと書いておくことで、応募書類を選考する担当者に誠実さをアピールできる可能性もあります。

Q7 リストラされたことを履歴書に書くとマイナス印象にならないか？

A リストラによる退職でも問題なし！

そんなことはありません。リストラによる退職は珍しいものではなく、自己都合の退職よりも与えるマイナスイメージは少ないでしょう。履歴書や面接などでは、会社の業績不振による退職であることを説明すれば問題ありません。

Q8 何度も書類応募の段階で落とされてしまう。何がいけないの？

A 誤字・脱字や書式に不備がないか確かめてみて

まずは書類に単純なミスがないか確認しましょう。誤字・脱字、記入すべき項目の不備、職務経歴書の枚数が多すぎる…などです。問題がないようであれば、企業の求めるスキル・経歴が書類上でアピールされているか確かめてください。それでも問題が見当たらない場合は、転職エージェントや友人・知人などに読んでもらい、アドバイスを得ましょう。職務経歴書の書き方はこちらも参考にしてください。

Q9 派遣社員としてある開発プロジェクトに携わってきた。

　職務経歴書に派遣先の企業名を書いてもOK？

A 守秘義務がなければ書いてよし！

人材派遣会社と派遣先の企業とが「派遣先の企業名を明らかにしてはいけない」といった守秘義務を結んでいる場合、経歴書に記入するのはNG。守秘義務がない場合は、積極的に書いたほうが有利です。企業名だけでなく規模や担当した業務内容などを詳細に書くと、あなたの働き方を詳しく伝えることができるでしょう。

Q10 「大卒以上」を求める求人に対して、

　高卒者が応募するのは失礼にあたりますか？

A ハードルは上がるものの応募自体は問題なし

応募するだけなら遠慮することはありませんし、意欲の高さを買ってくれる企業も数多くあります。しかし応募資格が足りていないことは事実。足りていない分をどのようにカバーするのか、具体的にアピールする必要があります。得てきたスキル・経験をどのように生かすのか的確に述べ、「応募資格には達していないけど見所がありそうだ」と思わせることが求められます。

Q11 応募書類を送ったが企業から連絡がこない。どれくらい待てばいい？

A 1週間待っても返事がないなら問い合わせを

目安は1週間（5営業日）です。それ以上待っても連絡がないようであれば、企業側にメールや電話で直接連絡してもいいでしょう。ただ、担当者も採用対応で手いっぱいなことがありますので、丁寧な口調で問い合わせること。それでも企業から連絡がない場合、その企業を掲載していた求人サイトや人材紹介会社などに問い合わせることもひとつの手です。

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