フォーバル ベトナムで日本の中小企業支援事業 古いビジネス感覚の刷新が必要 2012年5月29日 今日の口コミ&年収 ツイート フォーバルは、ベトナムに進出を計画する日本の中小企業の支援事業を開始すると発表した。ベトナム外国投資局と提携し、広さ300平方メートルの小規模に区画されたレンタル工場をベトナムの南北地域に各1カ所ずつ開設する。 フォーバルは1980年に設立。創業時の社名は「新日本工販」。NTT発足に伴う電話事業の自由化を契機に事業を開始した。 同社は、それまでレンタルだった電話機を民間メーカーの電話機に切り替え提案する事業で営業基盤を築き、1988年にJASDAQ上場を果たした。 現在では、携帯電話販売も手がけているが、決して目新しいビジネスモデルとは言えなくなっている。そのため、事業の拡大策として中小企業向けの海外進出コンサルティングも始めている。今回のベトナム政府との提携はその一環。どんな会社なのか。キャリコネの口コミから追ってみた。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 固定や携帯電話の販売などが主力のためか、同社の最大の課題は、「ビジネス感覚が古いことだ」と、39歳の女性社員は言い、さらに、こう指摘している。 「どこかの会社のまねをしているばかりで、2、3年前に聞いたようなことに今さら取りかかろうとする」 商材に目新しさがないとなると、勢い営業第一に走らざるを得ない。そのため、残業とノルマが過酷と、その実態を20代前半の女性社員は訴えている。 「達成不可能なノルマが日・週・月単位で設定され、未達成の場合は毎日反省文を書かされた。終電で帰れることは珍しく、自腹でタクシー帰宅をしたり徹夜することもよくあった。飛び込み営業も頻繁にさせられ、土日や祝日でも早朝から深夜までサービス残業で外回りをしなければならなかったが、それでもノルマを達成するのは困難だった」 新たな事業に乗り出しているフォーバルだが、今回のベトナム外国投資局と協力関係の構築が同社の将来にどれほどの効果が見込めるかは未知数。古いビジネス感覚の刷新が求められている。 *「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年4月末現在、45万社、17万件の口コミが登録されています。
フォーバル ベトナムで日本の中小企業支援事業 古いビジネス感覚の刷新が必要
フォーバルは、ベトナムに進出を計画する日本の中小企業の支援事業を開始すると発表した。ベトナム外国投資局と提携し、広さ300平方メートルの小規模に区画されたレンタル工場をベトナムの南北地域に各1カ所ずつ開設する。
フォーバルは1980年に設立。創業時の社名は「新日本工販」。NTT発足に伴う電話事業の自由化を契機に事業を開始した。
同社は、それまでレンタルだった電話機を民間メーカーの電話機に切り替え提案する事業で営業基盤を築き、1988年にJASDAQ上場を果たした。
現在では、携帯電話販売も手がけているが、決して目新しいビジネスモデルとは言えなくなっている。そのため、事業の拡大策として中小企業向けの海外進出コンサルティングも始めている。今回のベトナム政府との提携はその一環。どんな会社なのか。キャリコネの口コミから追ってみた。
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固定や携帯電話の販売などが主力のためか、同社の最大の課題は、「ビジネス感覚が古いことだ」と、39歳の女性社員は言い、さらに、こう指摘している。
「どこかの会社のまねをしているばかりで、2、3年前に聞いたようなことに今さら取りかかろうとする」
商材に目新しさがないとなると、勢い営業第一に走らざるを得ない。そのため、残業とノルマが過酷と、その実態を20代前半の女性社員は訴えている。
「達成不可能なノルマが日・週・月単位で設定され、未達成の場合は毎日反省文を書かされた。終電で帰れることは珍しく、自腹でタクシー帰宅をしたり徹夜することもよくあった。飛び込み営業も頻繁にさせられ、土日や祝日でも早朝から深夜までサービス残業で外回りをしなければならなかったが、それでもノルマを達成するのは困難だった」
新たな事業に乗り出しているフォーバルだが、今回のベトナム外国投資局と協力関係の構築が同社の将来にどれほどの効果が見込めるかは未知数。古いビジネス感覚の刷新が求められている。
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年4月末現在、45万社、17万件の口コミが登録されています。