バンダイ マジンガーZのフィギュア発売 新入社員はヒエラルキーの最底辺 2012年6月21日 今日の口コミ&年収 ツイート バンダイはアニメ「マジンガーZ」を再現した大型フィギュア「DX超合金魂 マジンガーZ」を12月に発売する。今年、放映開始40周年を迎えるのを機に、かつてのファンだった30~40代の男性をターゲットに販売する。 マジンガーZは、1970年代の初期にテレビ放映された人気アニメの主役の巨大ロボット。フィギュアは精密な内部構造を採用し、「格納基地」の付属するなど、「マジンガーZ」の世界観を忠実に再現した。 1950年設立のバンダイは、「ウルトラマン列伝」、「機動戦士ガンダムシリーズ」、「それいけ! アンパンマン」などのキャラクター玩具のヒットで大手に急成長した。 実際にはどんな会社なのか、キャリコネに寄せられた口コミを見てみよう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 バンダイでは新入社員の教育に関して独特の風習があるようだ。20代前半の男性社員が説明する。 「新人は会社のヒエラルキーの最底辺。派遣社員以下であることもしばしば。(このため)朝の庶務(机拭き、給茶)、エレベーターの操作(掃除)、飲み会の手配・オーダー・盛り上げ、(先輩の)使い走りなど(をやらされる)。なので、キャラクターが好きなオタク気質の人は続かない」 同社は玩具市場で「キャラクター玩具」と言う新分野を開発し、成長してきた会社だ。そのため、世間では「進取の精神に富んだ会社」と見られている。しかし、20代後半の男性社員は、こう書き込んでいる。 「上から言われたことをやらされる環境である。チャレンジと言う言葉を使っているが、一切チャレンジする環境ではない。(略)とにかく自分の会社が利益をあげればいいと言う環境」 社風も前時代的なようだ。20代後半の男性社員が言う。 「年功序列、体育会系の風潮が強い。精神論、根性論がまかり通っている。頑張りましょう的な標語が至るところで使われている。『気合と根性で何とかする』との考え方が強い。年少者は自分の仕事プラス雑用全般を強制される」 また、40代後半の男性社員は出世する人について、次のように述べている。 「商品開発自体、大半を下請に行わせていることもあり、自分で何かをするよりは他人の力を借りて何かを成し遂げようとする傾向が強い。全体的に口先がうまく、困難な仕事は他人に振り、うまく立ち回る人が出世する傾向が強く、地道に努力している人が損をする」 玩具業界の関係者は「他人のふんどしを借りて成長したような会社」と評している。この関係者は「キャラクター玩具も同社の独創ではなく、テレビアニメの人気が出始めた60年代初期に『あやかり商売』をやっていた中小玩具メーカーの1社だった」と話している。 そして、「その中で、たまたまテレビ局にコネができ、番組企画当初より登場キャラクターのデザインなどに参加できたところから、キャラクター玩具の独占製作権を握り、この分野の勝ち組になった」と説明している。 そんな経緯があるためか、少子化の影響もあってテレビアニメが下火になった90年代以降、同社からは目ぼしいヒット商品が生まれていない。前出の口コミを見るとその要因も分かりそうな気がする。同社が大手の座を守るためには、抜本的な企業体質の改善が必要なようだ。 *「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年5月末現在、45万社、18万件の口コミが登録されています。
バンダイ マジンガーZのフィギュア発売 新入社員はヒエラルキーの最底辺
バンダイはアニメ「マジンガーZ」を再現した大型フィギュア「DX超合金魂 マジンガーZ」を12月に発売する。今年、放映開始40周年を迎えるのを機に、かつてのファンだった30~40代の男性をターゲットに販売する。
マジンガーZは、1970年代の初期にテレビ放映された人気アニメの主役の巨大ロボット。フィギュアは精密な内部構造を採用し、「格納基地」の付属するなど、「マジンガーZ」の世界観を忠実に再現した。
1950年設立のバンダイは、「ウルトラマン列伝」、「機動戦士ガンダムシリーズ」、「それいけ! アンパンマン」などのキャラクター玩具のヒットで大手に急成長した。
実際にはどんな会社なのか、キャリコネに寄せられた口コミを見てみよう。
【その他の口コミ&年収記事はこちら】
バンダイでは新入社員の教育に関して独特の風習があるようだ。20代前半の男性社員が説明する。
「新人は会社のヒエラルキーの最底辺。派遣社員以下であることもしばしば。(このため)朝の庶務(机拭き、給茶)、エレベーターの操作(掃除)、飲み会の手配・オーダー・盛り上げ、(先輩の)使い走りなど(をやらされる)。なので、キャラクターが好きなオタク気質の人は続かない」
同社は玩具市場で「キャラクター玩具」と言う新分野を開発し、成長してきた会社だ。そのため、世間では「進取の精神に富んだ会社」と見られている。しかし、20代後半の男性社員は、こう書き込んでいる。
「上から言われたことをやらされる環境である。チャレンジと言う言葉を使っているが、一切チャレンジする環境ではない。(略)とにかく自分の会社が利益をあげればいいと言う環境」
社風も前時代的なようだ。20代後半の男性社員が言う。
「年功序列、体育会系の風潮が強い。精神論、根性論がまかり通っている。頑張りましょう的な標語が至るところで使われている。『気合と根性で何とかする』との考え方が強い。年少者は自分の仕事プラス雑用全般を強制される」
また、40代後半の男性社員は出世する人について、次のように述べている。
「商品開発自体、大半を下請に行わせていることもあり、自分で何かをするよりは他人の力を借りて何かを成し遂げようとする傾向が強い。全体的に口先がうまく、困難な仕事は他人に振り、うまく立ち回る人が出世する傾向が強く、地道に努力している人が損をする」
玩具業界の関係者は「他人のふんどしを借りて成長したような会社」と評している。この関係者は「キャラクター玩具も同社の独創ではなく、テレビアニメの人気が出始めた60年代初期に『あやかり商売』をやっていた中小玩具メーカーの1社だった」と話している。
そして、「その中で、たまたまテレビ局にコネができ、番組企画当初より登場キャラクターのデザインなどに参加できたところから、キャラクター玩具の独占製作権を握り、この分野の勝ち組になった」と説明している。
そんな経緯があるためか、少子化の影響もあってテレビアニメが下火になった90年代以降、同社からは目ぼしいヒット商品が生まれていない。前出の口コミを見るとその要因も分かりそうな気がする。同社が大手の座を守るためには、抜本的な企業体質の改善が必要なようだ。
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年5月末現在、45万社、18万件の口コミが登録されています。