アマゾン　小田原市に物流センターを開設　社員は人材育成に不満

　アマゾンジャパンは、物流業務を行う関連会社、アマゾンジャパン・ロジスティクスの物流センターを神奈川県小田原市に開設する。品揃えの拡大するとともに物流規模の拡張、利便性向上を図る。

　新しい物流センターは「アマゾン小田原FC（フルフィルメントセンター）（仮）」で、2013年中を目処に開業する。延べ床面積は約6万坪規模になる予定。

　これにより、家電、家庭用品、消費財をはじめ、多くのカテゴリー商材の品揃え拡張を見込む。また、将来的に1000名規模の雇用を創出するという。

　アマゾンの在庫や品揃え強化は、利用者にとってはうれしい知らせだ。世界的な不況の中でも、物流規模を拡張できるアマゾンジャパンの社内は、どのような様子なのだろうか。キャリコネに寄せられた口コミから見てみよう。

　職場の雰囲気について、20代後半の男性社員は、次のように述べている。

　この男性社員は、もともとIT系のベンチャー企業で働いており、カジュアルな雰囲気になじめたと話している。また、人によってはいい加減で責任が曖昧と感じる人もいるだろうと述べている。

　また、「社内は中途採用の社員が殆どなので、色んな会社を渡り歩いてきたプライド高い人が多く、仕事の上では気難しそうな印象を受ける方が結構いました」とも話している。

　一方、契約社員は厳しい待遇のようだ。20代後半の男性契約社員は、こう言う。

　この男性によると、半年に1回査定があるが、わずか10～20円程度だそうだ。

　また、契約社員から正社員になることは、かなりの狭き門で、離職率が高く、人材が足りなくなれば募集で補うので、昇級のチャンスも少ないという。これでは使い捨てといった印象だ。

　こうした社風について、問題だと思っている正社員もいる。例えば、20代後半の男性社員は、こう訴えている。

　外から見れば、今回の物流の拡張など、好調な様子ばかりが見えるアマゾンジャパンだが、同社で働くとなると、厳しい環境が待っているようだ。

＊「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年7月末現在、45万社、19万件の口コミが登録されています。

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