兼松エレ 日本オフィス・システム子会社化 社員は「同期と出世の差がほとんどない」 2012年10月29日 今日の口コミ&年収 ツイート 兼松エレクトロニクスは日本IBMとの合弁会社「日本オフィス・システム」を、日本IBM保有全株を公開買い付けし、連結子会社にする。買い取り価格は1株1350円。 日本オフィス・システム株は兼松エレが25.9%、日本IBMが13.9%を持つ。公開買い付けは、日本IBMとは合意しており、日本オフィス・システムの取締役会も賛同の意を表明しているという。 兼松エレは総合商社・兼松傘下のシステムインテグレーター。顧客は中央省庁や大企業が大半を占める。 68年の会社設立当初は、日本IBMユーザーにIBM互換周辺機器を販売。その後、IBM互換のサーバー、ストレージ、情報システムプラットホームなどに参入。IBM系システムインテグレーターに成長した。 しかし、近年のクラウドサービスやアウトソーシングサービスの普及で、日本IBMユーザー依存の経営では、成長に限界が生じていた。 一方、日本オフィス・システムは82年の会社設立以来、中小企業向けの情報システム事業で成長してきた。 兼松エレでは、日本オフィス・システムの中小企業の顧客を取り込み、事業拡大を図るのが、子会社化の目的と見られている。実際はどんな会社なのだろうか。キャリコネの口コミで見てみよう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 企業体質について30代前半の男性社員は、次のように話している。 「残業時間で評価する古い体質がある。同じ業務内容をこなしても、残業をたくさんする人とさくっと帰ってしまう人がいれば、残業の人が評価される」 別の30代前半の男性社員は。こう言う。 「入社してから10年近く経つが、同期との出世の差はほとんどない。評価も横並びがほとんど。ボーナス査定の差はあるが、月給の差はあまりなく、昇進レースと言う雰囲気はまったくない」 社員の声からは「休まず、遅れず、働かず、目立たず」の三流官庁のような体質がうかがえる。 こんな体質の会社だから、職場の雰囲気も推して知るべしのようだ。26歳の男性社員が言う。 「年配者には陰湿な人が多く、陰口が絶えない。社内のモチベーションは下がり続け、とても今後伸びる企業には思えない」 同社関係者は「兼松の威光を背景に、日本IBMのコバンザメのようなビジネスをしてきた会社。主体性が何もないので、若手もベテランも同じような仕事をしていて、仕事自体にも進歩が感じられない。会社が腐る条件が揃い過ぎている」と指摘している。 また、今回の子会社化についても「日本オフィス・システムを子会社化しても、ノウハウがないので同社の顧客基盤を結局は活かせないだろう」と話している。 *「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年9月末現在、45万社、20万件の口コミが登録されています。
兼松エレ 日本オフィス・システム子会社化 社員は「同期と出世の差がほとんどない」
兼松エレクトロニクスは日本IBMとの合弁会社「日本オフィス・システム」を、日本IBM保有全株を公開買い付けし、連結子会社にする。買い取り価格は1株1350円。
日本オフィス・システム株は兼松エレが25.9%、日本IBMが13.9%を持つ。公開買い付けは、日本IBMとは合意しており、日本オフィス・システムの取締役会も賛同の意を表明しているという。
兼松エレは総合商社・兼松傘下のシステムインテグレーター。顧客は中央省庁や大企業が大半を占める。
68年の会社設立当初は、日本IBMユーザーにIBM互換周辺機器を販売。その後、IBM互換のサーバー、ストレージ、情報システムプラットホームなどに参入。IBM系システムインテグレーターに成長した。
しかし、近年のクラウドサービスやアウトソーシングサービスの普及で、日本IBMユーザー依存の経営では、成長に限界が生じていた。
一方、日本オフィス・システムは82年の会社設立以来、中小企業向けの情報システム事業で成長してきた。
兼松エレでは、日本オフィス・システムの中小企業の顧客を取り込み、事業拡大を図るのが、子会社化の目的と見られている。実際はどんな会社なのだろうか。キャリコネの口コミで見てみよう。
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企業体質について30代前半の男性社員は、次のように話している。
「残業時間で評価する古い体質がある。同じ業務内容をこなしても、残業をたくさんする人とさくっと帰ってしまう人がいれば、残業の人が評価される」
別の30代前半の男性社員は。こう言う。
「入社してから10年近く経つが、同期との出世の差はほとんどない。評価も横並びがほとんど。ボーナス査定の差はあるが、月給の差はあまりなく、昇進レースと言う雰囲気はまったくない」
社員の声からは「休まず、遅れず、働かず、目立たず」の三流官庁のような体質がうかがえる。
こんな体質の会社だから、職場の雰囲気も推して知るべしのようだ。26歳の男性社員が言う。
「年配者には陰湿な人が多く、陰口が絶えない。社内のモチベーションは下がり続け、とても今後伸びる企業には思えない」
同社関係者は「兼松の威光を背景に、日本IBMのコバンザメのようなビジネスをしてきた会社。主体性が何もないので、若手もベテランも同じような仕事をしていて、仕事自体にも進歩が感じられない。会社が腐る条件が揃い過ぎている」と指摘している。
また、今回の子会社化についても「日本オフィス・システムを子会社化しても、ノウハウがないので同社の顧客基盤を結局は活かせないだろう」と話している。
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年9月末現在、45万社、20万件の口コミが登録されています。