カプコン モンハン4発売延期で株下落 現場は「社内ニートが多い」と社員 2013年1月9日 今日の口コミ&年収 ツイート カプコンはニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター4(モンハン4)」の発売を、当初予定だった2013年3月から13年夏に延期したと発表した。 モンハン4は同社の人気ゲーム「モンスターハンター」の最新作。今期の売り上げと利益への貢献が見込まれていた。しかし、延期が発表されたことで、12年末の12月20日の東京株式市場でカプコンの株価は大きく値を下げた。 一時は前日終値比15%を超える下げ幅となる1250円まで下がり、年初来安値を更新。年明けの1月4日も1316円とやや低空飛行な滑り出しになった。 株価の下落にはモンハン4の発売延期に加え、同じく人気ゲームの「バイオハザード6」の伸び悩みもあり、2013年3月期の業績見通しを下方修正したことも関係していると見られている。。 カプコンの前身は1979年に設立された、電子応用ゲーム機器の開発・販売を行うアイ・アール・エム。1991年に「ストリートファイターII」、96年に「バイオハザード」、04年には「モンスターハンター」といった人気ゲームを送りだしてきた。実際はどんな会社なのか、キャリコネの口コミで見てみよう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 「社内ニートの人がかなり多く、仕事ができる人に仕事が集中しており、仕事がない人にはとことん仕事がおりてきていません」 社内の労働環境について、20代後半の男性社員はこう話している。ただ、仕事については根っからのゲーム好きがクリエイティブ側に回ると、心から仕事を楽しめるのだろう。仕事のやりがいについて、20代前半の男性社員は次のように言う。 「遊んでいる人たちからの『楽しい』の声が聞こえたときには、作ってよかったと心底思える。これらの喜びは長期間辛く苦しい期間を、多くのスタッフ達と乗り越えてこそのものだと言える」 また、生え抜きの社員には出世では厳しい面もあるようだ。別の20代後半の男性社員が、こう説明する。 「重役に気に入られた人のみが出世できます。また中途入社組みが幅を利かせており、たたき上げの社員はほぼ皆無です」 同社の社員の声では、クリエイターや開発担当はやりがいを感じているが、ディレクターや営業の人は、板挟みとなることが多いためか、不満を持っていることが伝わってくるものが少なくなかった。 また、役職者は外部からの引き抜きが多く、出世しづらい環境があることも、社員のモチベーション低下に拍車をかけているようだ。新たな人気ゲームを生み出すためにも、こうした点を改善し、社員に働く意欲を持たせる施策を行うことが急務に思われる。
カプコン モンハン4発売延期で株下落 現場は「社内ニートが多い」と社員
カプコンはニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター4(モンハン4)」の発売を、当初予定だった2013年3月から13年夏に延期したと発表した。
モンハン4は同社の人気ゲーム「モンスターハンター」の最新作。今期の売り上げと利益への貢献が見込まれていた。しかし、延期が発表されたことで、12年末の12月20日の東京株式市場でカプコンの株価は大きく値を下げた。
一時は前日終値比15%を超える下げ幅となる1250円まで下がり、年初来安値を更新。年明けの1月4日も1316円とやや低空飛行な滑り出しになった。
株価の下落にはモンハン4の発売延期に加え、同じく人気ゲームの「バイオハザード6」の伸び悩みもあり、2013年3月期の業績見通しを下方修正したことも関係していると見られている。。
カプコンの前身は1979年に設立された、電子応用ゲーム機器の開発・販売を行うアイ・アール・エム。1991年に「ストリートファイターII」、96年に「バイオハザード」、04年には「モンスターハンター」といった人気ゲームを送りだしてきた。実際はどんな会社なのか、キャリコネの口コミで見てみよう。
【その他の口コミ&年収記事はこちら】
「社内ニートの人がかなり多く、仕事ができる人に仕事が集中しており、仕事がない人にはとことん仕事がおりてきていません」
社内の労働環境について、20代後半の男性社員はこう話している。ただ、仕事については根っからのゲーム好きがクリエイティブ側に回ると、心から仕事を楽しめるのだろう。仕事のやりがいについて、20代前半の男性社員は次のように言う。
「遊んでいる人たちからの『楽しい』の声が聞こえたときには、作ってよかったと心底思える。これらの喜びは長期間辛く苦しい期間を、多くのスタッフ達と乗り越えてこそのものだと言える」
また、生え抜きの社員には出世では厳しい面もあるようだ。別の20代後半の男性社員が、こう説明する。
「重役に気に入られた人のみが出世できます。また中途入社組みが幅を利かせており、たたき上げの社員はほぼ皆無です」
同社の社員の声では、クリエイターや開発担当はやりがいを感じているが、ディレクターや営業の人は、板挟みとなることが多いためか、不満を持っていることが伝わってくるものが少なくなかった。
また、役職者は外部からの引き抜きが多く、出世しづらい環境があることも、社員のモチベーション低下に拍車をかけているようだ。新たな人気ゲームを生み出すためにも、こうした点を改善し、社員に働く意欲を持たせる施策を行うことが急務に思われる。